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前川未知雄

英会話を習得して目標を達成させる英語教育のプロ

前川未知雄(まえかわみちお) / 英語指導

株式会社ランゲージ・ラーニング・デザイン

コラム

実例を基にしたTOEIC独学法【テキストの選び方 パート2】

2020年4月8日

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: TOEIC 勉強法TOEIC 対策ビジネス英語 勉強

こんにちは。今日のテーマは、


 これから 500点を目指す方の、テキストの選び方


・・・とする予定でしたが、そうすると対象となる方も限られてきますので、


 どんなスコアの方にも役に立つテキストの選び方


について、真先にお話ししますね。
一つお考え頂きたいのは、どのようなスコア・学習歴の方でも、


 制限時間が無ければ、目標スコアを超えるられるか


によって、使うテキストや学習方法が変わってくるということです。

例えばこれから600点を目指している方であれば、
リスニングを2回聴くのはダメとして、リーディング問題を
時間を気にせずに解いて、皆さんは「600点」を超えますか?
この差は結構大きくて、時間がいくらあっても目標スコアを
超えないのであれば、その方に欠けている何かを補っていく
必要があります(そこは個別差がありますので、今回は省きます)。

ですから本日は、


「もう少しで目標スコアに届きそうで、届かない」という方の
 TOEIC受験前の教材選びのヒント


をお届けしますね。これでも結構対象者が絞られてくるかもしれませんが、
出来るだけ精度の高いヒントをお届けしたく、宜しくお願い致します。

仮に、現在600を目指している方がいるとして、
制限時間無しで「600点」いや、それでは少し危ういですので
もう少しゆとりを持たせて「650点」を取れるかどうか、で判断します。
もし制限時間無しで650点を取れる方であれば・・・


 英検2級の過去問を、3回分完全に理解する


学習法をお勧め致します。

実用英語技能検定、つまり英検の学習で、使用推奨教材は「英検2級過去問」です。
三回分の過去問が、ネットで簡単に入手できます。

根拠となる実例としては、


(1)50代 男性 理系 大学卒 の方の、285点 → 645点
(2)40代 女性 理系 短大卒 の方の、初受験で590点獲得
(3)20代 女性 文系 短大卒 の方の、300点 → 605点


という3名の方に全く同じ学習法=英検2級×3回分の完全理解 をして頂きました。
他にも、


(4)30代 男性 理系 大学卒 の方の、760 → 805点


では、英語検定の準1級の過去問を教材として使用致しました。

更に、


(5)教師である私自身も、2009年の7月に英検1級に
まず合格してから、2009年の11月のTOEICで、満点を獲得しました。


・・・つまり、


 英検過去問を使った学習は、どのようなレベルの方の学習にもプラスになる


と、数々の成功例から判断しています。
英検過去問の活用は、様々なスコアの方でも効果の上がる可能性のある、
万能のTOEIC学習法の一つと考えています。

上述しました5名の方(私も含めて)は目標スコアを超えた
TOEICテストを受ける半年以内に、英検の過去問を
3回分、隅々まで理解して頂きました

それではなぜ、TOEIC対策に英検なのでしょうか?
その一つの理由は、前回のブログでお伝えした、「予測文法」を
鍛えることが出来ると言うものです。

例えばTOEICでは、


 ( ) she doesn't have any experience, Ms. Lee is doing quite well.
    「彼女は経験は全くないが、とてもうまくやっている」

 (A) Although (B)Otherwise (C)Despite (D)Instead


のような文法問題が出題されます。
これを対策問題集を使って勉強すると、典型的な解説としては、
「空所の後には主語と動詞が来ているので、空所には接続詞が入る。
譲歩を表す(A)Although「~だが」が適当である。」のような感じで
説明がされているでしょう。

ただ、前回のブログでもお伝えしましたが、もし基礎力の無い人が
この解説を読むと、


 Professor Brown is not available today ( ) he is going on a business trip.
  「ブラウン教授は出張に出ているので、今日は面会不可です」

 (A) although (B)in spite of (C)because (D)during


といった問題が出てきた時に、「空所の後ろが主語と動詞だから、although」と
誤って選びかねません。ここでの正解は(C)because「なぜなら」です。
※あくまでもほとんど基礎力の無い方の話です。

そこで正答率を高める為に大事なのが、


 実際に although  が使われている英文に数多く出会っているかどうか


です。
似た文に出会う数が多ければ多いほど、正解として選びやすくなります。
それが「予測文法力」というもので、although が使われた英文を沢山
読んだり聴いたりしていれば、「あ、こんな感じの文なら、althoughが
当てはまるぞ」といった、勘が養われるのです。

そこで、英検過去問の登場です。試しに私の手元にある、過去4回分の
英検2級の過去問を分析しますと、althoughが使われている英文が4回登場
しています。テスト4回中3回、登場していましたので、ざっくり言えば
ほぼ毎回出ていることになります。

ですから、事前に英検の過去問を徹底して学習することで、
TOEICのスコアアップに必要な知識も、得られることになります。
英検だから学生向き、ビジネスマンには不要、という事では無いんですね。

ただこの理論だと、別にTOEICの対策問題集を勉強する中で、
althoughに4回出会っても同じじゃないか?と思われるかもしれません。

また、although という一語だけを抜き出して、英検学習がTOEIC学習に
有効だというのは、性急な結論に聴こえるかもしれません。
ですが、このような見方もできます。

私が英検学習をTOEICに活用することをお勧めする最大の理由は、


 雰囲気に頼らず、どんな英文でも理解できる訓練が積める


からです。何もこれは although に何回も出会う、といった限定的な話ではなく、
TOEICの問題集を何度も繰り返しやっていると、


 あ、これは製品に異常があって、返品するやつだな


とか


 レストランのレビューの記事だな


とか、


 天候不良でフライトがキャンセルになったやつだな


などと、「英語そのものはそんなに理解していないのに、
雰囲気で内容が分かる」ことがあります。
ところが英検を使うと、


 クジラの生態

 人間のDNA
 
 ビジネスEメール

 インドの貧困問題


など、ありとあらゆるトピックの英語を読む(聴く)可能性があります。
そうすると、


 雰囲気で英語を読む(聴く)ことを防止することができる


のです。「あれ、これ、どんな話だろう?分からないぞ???」などと
考えながら、手持ちの語彙・文法知識などをフル活用して、
英語を理解しようとすることになります。

つまり英検の英語を読む(聴く)、というのは、


 色々なジャンルにまたがって英語を理解しようと努める中で
 語彙や文法の基礎が磨かれる


のです。色々な単語の意味を知り、文法を知り、英文の処理の仕方の
方程式が身に着いているからこそ、違う話題にもついていける訳で、
それは、「雰囲気だけで理解する」のとは違います。

また、例えば日本語を学んでいる外国人の方が、


 iyasu 「癒す」


という単語を学ぶとしましょう。


・医師が傷を癒す


だけでなく、


・銭湯で疲れを癒す


・彼の音楽を聴くと、癒される


などと色々な場面をまたがって「癒す」という語彙に触れることで
初めて、いやすというのは、傷を治すことだけでなく、疲労を回復したり、
精神的にリラックスできたりと、幅広く使われることが分かります。

TOEICでスコアアップをしようとする時に、あまり点数やテクニックに
ばかりこだわっていると、こういう言葉の感覚というか、
本質的な言語理解が進まないことがあります。
英検は、その解決の一助となります。

例えば英検2級の過去三回分の過去問を、リスニングの原稿も含めて
隅々まで何が書いてあるのか(話されているのか)を理解することが
出来れば、その頃には、TOEIC600点を取る為の素地が出来上がっている、と
私は考えております。

ざっくりまとめますと、


 英検2級が分かる → 600点獲得の素地あり

 英検準1級が分かる → 800点獲得の素地あり


という感じです。

繰り返しとなりますが、2級や準1級の合格点が取れるという意味ではなく
あくまでも内容が分かるかどうか、が大切です。英検も4択ですから、
あてずっぽうで正答できるケースも多いですので。

じゃあ、英検4級~準2級は、TOEICのスコアアップに
役に立たないの?と思われるかもしれません。

残念ながら、TOEICの英語を理解するには、
英検4級~準2級では、足りないと考えています。
(準2級で、ようやく少しかする感じでしょうか)

英検2級の中身を理解できる(決して、2級に合格する、ということではありません)
レベルになってくると、TOEICのスコアにも目に見えて効果が表れる、
と私は捉えております。

・・・その辺りの実例も含めていくときりがありませんので、今日はこの辺で失礼します。

ともかく、


 伸び悩んでいる人は、英検過去問にチャレンジする


のも一考の価値ありですよ。


LLD外語学院 学院長 前川 未知雄

※当記事は当校独自の見解であり、必ずしも万人に当てはまる学習法では
ありません。また、学術的根拠を確認しておりません。ただし、当校が直接指導させて
頂いた範囲内において、ご紹介しております学習法を実践した結果、豊富な
スコアアップの実例が確認できています。紹介する学習法は、そうした実例に
基づいた内容となっています。

【 実例紹介 】
① 過去6年間に直接TOEICを指導した生徒40名全員のTOEIC平均伸び率は161点です。
② 年齢、学歴、職業も様々ですので、精度の高い学習アドバイスが可能です。
③ 教師自身は、25歳から英語学習を開始し、3か月でTOEICスコアを485点アップさせました。
現在公開テストは2回連続990点満点を取得しています(当然ですが、
教師自身の個別事例ですので、皆様にそのまま当てはめてアドバイスは致しません)。

【 過去6年間の当校指導におけるスコアアップの内訳 】
(1)教室通学 プライベートレッスン
① 285 → 645 50代・男性 
② 300 → 380 40代・男性 
③ 300 → 605 20代・女性
④ 760 → 890 40代・女性
⑤ 580 → 760 20代・女性
⑥ 555 → 810 40代・男性
⑦ 870 → 905 40代・女性

この記事を書いたプロ

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