まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ石川
髙橋昌子

マネープランと投資信託をアドバイスするお金のプロ

髙橋昌子(たかはしまさこ)

株式会社FPサポート研究所/暮らしのマネープラン相談センター

コラム

今話題のNISA(少額投資非課税制度) ~その3~

マネープラン 投資信託

2013年10月17日 / 2014年6月19日更新

「NISAをきっかけに投資を活用した資産形成について考える」

 NISAを利用すると、毎年100万円まで新たに投資した株式や投資信託等の配当・分配金や譲渡益が5年間、非課税になります。2014年1月からスタートし、2023年までの10年間、毎年100万円の非課税枠が設定されますが、2018年以降の非課税枠は最大で500万円となります。
 
 100万円という非課税枠は、翌年に繰り越せませんので、「今年は全く投資しなかったから、来年は200万円分投資できる」とはならないのです。また、NISAでは、途中売却は非課税で自由にできますが、一度売却した枠は再利用できないので、「50万円分売却したから、新たにNISAで50万円分投資する」ということはできません。
 
 毎年の非課税枠100万円の投資は「いつでも」「いくらでも」可能です。「1月に100万円を一度に投資する」はもちろん、「年2回ボーナス時期に50万円ずつ投資する」や「毎月8万円ずつ投資する」ということもできます。100万円分は使い切らないといけないわけではありません。「毎月2万円ずつ」とか「臨時収入があったときだけ」という投資もできます。


<投資はギャンブル? 長期投資と分散投資が安定収益のキーワード>

 NISAで利用する投資商品は、株式や投資信託などの値動きのあるリスク性商品です。選択した投資商品の結果としてもたらされる利益や損失については、一人ひとりが十分理解する必要があります。
 
そこで、ある程度のリスクをとりつつ安定した収益を得るためのキーワードは「長期投資」「分散投資」です。
 
金融庁のホームページにも、多様な株式や投資信託などに長期間かけて分散投資することがポイントであるとして、上図の「定期預金」「分散投資」の収益比較(平成5年~23年 金融庁試算)が掲載されています。
 
「定期預金」「分散投資」の収益比較(平成5年~23年 金融庁試算)
(資料:金融庁)
(資料:金融庁)
A:定期預金
平成5年から平成24年までの累積で1.7%、年平均0.1%の収益
B:国内の株・債券に半分ずつ投資
平成5年から平成24年までの累積で2.1%、年平均0.1%の収益
C:国内・先進国・新興国の株・債券に6分の1ずつ投資
平成5年から平成24年までの累積で71.1%、年平均3.6%の収益

 図からは、年ごとで見ると平成20年のリーマンショックの影響のように投資商品が大きく上下するリスクはあるものの、長期的にみると十分幅広い対象に分散投資していれば、安定的な収益が得られる傾向があることが分かります。
 
 結婚、出産、住宅購入や子供の教育、そして老後の生活資金など、将来を見据えた資金計画が重要な時代です。しかし、日本では低金利が続き、昔のように預貯金だけで資産形成を十分に行うことは難しいでしょう。平成26年1月からスタートするNISAをきっかけに投資を活用した資産形成について考えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたプロ

髙橋昌子

髙橋昌子(たかはしまさこ)

髙橋昌子プロのその他のコンテンツ

Share

髙橋昌子プロのその他のコンテンツ