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南村浩介

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南村浩介(みなみむらこうすけ) / 一級建築士

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コラム

北陸の家なのに積雪は無視?

2019年12月21日

テーマ:住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅住宅購入 諸費用

最近冬でも雪が積もらなくなりました。
しかし2年前には何度もドカ雪があり雪かきで苦労しました。
北陸の住宅の雪への対応について書いていきます。

木造の壁量計算では積雪は全く考慮されておらず、太平洋側であろうが北海道であろうが法律上は同じ壁量で良いことになっています。
実際には各地方自治体によっては軽い屋根であっても、重い瓦等を葺いた場合の数値を用いるようにしている地域もあります。
しかし、石川県や金沢市ではそのような取り決めはありません。
金沢市に限っては構造計算時には本来1㎡あたりの積雪荷重が2.0kgで良いところをあえて1㎡あたり2.9kgとしています。北陸の雪は湿っていて比重が大きいからだと思います。
構造計算時の積雪荷重を決めているのですが壁量計算用の係数については特に定めていないようです。

この問題は雪の重みで家が潰れるということはないと思いますが、雪が積もった状態で地震がきたときにどうなるでしょうか。
雪がないときに比べて、雪が屋根に乗っている状態の方が構造への負担が大きくなり被害が大きくなると考えられます。
その時に法律ギリギリの壁量で本当に大丈夫でしょうか。

前にも書いたように構造をおざなりにしているハウスメーカーや工務店は一定数あります。
そのような会社が壁量計算の係数と積雪荷重についてわかって設計しているとは考えられません。

最近晴れた日や気温の上がる日があったので、もう屋根の上の雪がなくなってきているので心配いりませんが、もし雪が降った後に大きな地震がきたらと考えるとゾッとします。

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