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南村浩介

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コラム

いいかげんな壁量計算

2019年10月10日

テーマ:住宅

これまで木造住宅の耐震の現状について書いてきました。建築基準法ギリギリではまるで耐震性能が無いように感じている方もいると思います。

それには木造の耐震の考え方に問題があるのです。

まず、建築基準法で建築物はすべて構造計算をしなければいけないことになっています。もちろん木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造等その他の構造もすべて同じです。

そこで構造計算を行う場合にはあまり基準法より1.○倍以上の耐力を目標にするようなことは少ないです。もちろん余裕は考えて設計します。安全率等を考慮して計算されています。また、計算の中で公共の建物は重要度係数といい1.25倍や1.5倍というものも存在しています。それは非常時の避難所として機能させるためにそのような基準を設けています。

ただし、大半の木造住宅に限っては構造計算ではなく壁量計算で確認を行って、問題がなければ良いということになっています。

構造計算を行うより壁量計算を行う方が簡単なのでほとんどのハウスメーカーや工務店では簡単な方法で計算を済ましています。

しかし、簡単な方法で計算された建物をそのまま構造計算にかけて計算すると、ほぼ100%に近い確率で計算上NGがでる事になります。

耐震性について  
構造計算 > 簡単な計算(壁量計算)
となることから専門家の中では壁量が建築基準法同程度では危険ではないかといわれています。

そのため、できれば構造計算を行い確実な計算を行ってほしいですが、構造計算が難しい場合には建築基準法の1.5倍程度の壁量を目標にしてほしいところです。

契約した、または契約するハウスメーカーや工務店がいつもどの程度の壁量を入れているのか確認しておくといいかもしれません。

確認すると同時に壁量は1.5倍程度にしてもらうようにしたほうがいいと思います。

実際に壁量が入っているのかという図面のチェックのみも承りますのでご相談ください。

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