笑顔と気づかいで快適空間を生む清掃のプロ（3/3）

情報セキュリティの国際規格取得は信頼の証

2014年末には同業者に先駆けて情報セキュリティの国際規格ISO27001も取得。業務の性格上、オフィスに立ち入る機会が多いため、情報セキュリティに対する意識が高い企業であることを自ら示しました。さらに、安全対策、社員教育の推進、環境への配慮など一つひとつの積み重ねが安心してサービスを受けてもらうための取り組みです。

「無駄なお金は使わせない」というのもポリシー。「依頼された仕事の目的を把握し、最小限で最も効果の上がる方法を提案します。限られた予算で期待以上の仕上がりになったと喜んでもらいたい」とのこと。例えば劣化によって綺麗にならないものはリフォームをすすめたり、自分でできることはその方法を教えたりしているのだそう。「相談を受けた困りごとに『できない』とは決して言いません。解決策を一緒に考えてあげることが私たちの役目です」。

顧客からは、「清掃員の挨拶がいいので、うちの従業員も挨拶をするようになり明るくなった」といった声が続々届いていますが、「仕事場は舞台、お客さまは観客。高評価をいただいた時が何よりもの励みですね」とにっこり。

利他の精神で会社の舵をとってきた杉本さんの次なる夢は「百年企業になる」こと。そのためには「付加価値のあるサービスを生み出す社風をつくりながら人材を育成し、ニーズに応じた柔軟な発想で挑戦していきたい」と向上心を忘れません。杉本さんは今後も、掃除という仕事を通じて社員や顧客に笑顔を伝播させながら、世の中の隅々までピカピカにしていくことでしょう。

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⇒徹底的なお客さま第一主義と社員のことを思いやる姿勢が強み