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松田勇

ホスピタリティ・サービスを実践する経営コンサルタント

松田勇(まつだいさむ) / 経営コンサルタント

株式会社セルネット

コラム

第9回 新潟くびきの100kmマラソンへの挑戦ー悔しさの涙!歓喜の涙!そして、悲しみの涙…(私の横顔)続2

2020年11月22日

テーマ:おもてなしサービス…コラム全集

コラムカテゴリ:ビジネス

【iさん、Tさん、そして私、松田が、くびきの100kmマラソンに挑戦。そしてそこには三人三様の涙があった。悔しさの涙、歓喜の涙、そして悲しみの涙…。その涙を演じた100km挑戦への想いを回想し、私の一面をここに記した。】


【愛娘の悲報に涙す 100km】

今年、100kmマラソンへの談義の中、iさん、Tさん、私…と、新たな100km挑戦に意気投合した。
なかでもiさんは初挑戦に燃え、仕事の合間を縫っての練習は、100km制覇への必死さと、自信みなぎる顔を映し出していた。
8月の暑い時期に、10月12日に向けて100km制覇への心、期待する練習の日々を過ごしたiさんであった。
iさんは、病身の中学生の娘さんを抱えてきた。練習の合間に見せる表情に、親としての娘への愛しさ寄せる心寂しい片鱗が表れていた。

この世にこんな不幸があり得るのだろうか…。
1週間前の10月5日、娘さんが突如としてこの世に命を奪われてしまったことを、前日聞かされた。
友の苦しみ…、共に走る喜びを練習の中に語り合ったiさん、
そのiさんが、今回参加できなかったこと、思うに寂しい限りであった。

35km地点辺りであったろうか、
iさんより携帯へ電話がかかってきた。
「松田さ〜ん、どうですか…?」
「いや、ここまできつい坂とは思っていなかったですよ」と、吐く息切って会話する。
その電話の向こうに、走りたかったiさんの思いが、ここ山間に伝わってくるようである。
娘さんの霊前にて電話しているのだろうか…、
参加できない無念の気持ちなのだろうか…、
寂しげに聞こえるその声に、胸詰まる思いであった。

上越より帰っての明くる日、iさんに報告の電話をした。
奥さんの話によると、渡良瀬の土手に走りに行ったとの事。
iさんが今ここに走る心境いかに…。
娘さんの遺影を心にかかえ、涙す気持ちを、そして涙を走りの汗と化すため、黙々と走っているのだろうか…。
幼い14歳の命。余りにも若過ぎる。
でも、心の命は永遠のものである。
その命のタスキをiさんは自分に繋いだのである。
娘さんとともに渡良瀬を今日に明日に走り、2年後、上越くびきの100kmマラソンに再び挑戦し、制覇すること…を語り合った。
その時、娘さんは100kmのゴールに待ち受け、笑顔を浮かべて「お父さん、やったね!」と喜んでくれることでしょう。

この記事を書いたプロ

松田勇

ホスピタリティ・サービスを実践する経営コンサルタント

松田勇(株式会社セルネット)

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