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コラム
環境徒然4
2012年10月19日 公開 / 2014年8月1日更新
環境っていうことを考える時に、実はいちばん大切なことは、いかに豊かに暮らせるか?ではないか。
ここでいう豊かにというのは、物質的なモノではなく、心、安らぎ、というような精神的なもので、最近はこちらの豊かさが重要視されてきているのはご存じのとおり。
環境=省エネというのも、その根底にあるのは、地球規模で考えるようになった現在の人たちが、少しでも私たちが住む地域、暮らす場所のことを考えようと、少しでもいい場所を子供たちに残そうと思い、考え出した人類の知恵が、この省エネという技術だともいえる。
じつは、この環境を考え、愛でるきっかけをつくる建築的な技法が、古くニッポンからあり、その一つに、借景という言葉がある。
>借景とは?
本来でいうところの借景は、上記リンクにもあるように、庭園技法のひとつだが、これを現代風に甦らせるために、“庭園外の山や樹木、竹林などの自然物等を庭園内の風景に背景として取り込むこと”というエッセンス、DNAだけを拝借すると、現在の住宅事情に当てはめて考えるだけでも、同じ間取りの住宅であっても、設計時に窓の取り方ひとつで、少しの設計の配慮をするだけで、日々の暮らしが良くなるならば、外の豊かな環境を室内に取り込めるなら。簡単なことだとは思いませんか?
上写真は、京都東福寺の方丈庭園
最初の写真(現況)は、現在改修中の集合住宅の一室からみえる風景。充分な借景で、これを活かさない手はない。なんともシルエットが愛らしく、目出度い!(後ろにみえるマンションは忘れて頂いて…)
まるで、窓サッシが一つの絵画の額縁のようにみえる瞬間がをつくるのが理想的!
家のはなしをしてみませんか?
山本幸司
山本建築設計事務所
〒650-0022 神戸市中央区元町通6丁目1-4元町WESTビル4階A
tel:078.862.5140 fax:050-3737-1918
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