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坂部智子

介護サービスのプロ

坂部智子(さかべともこ)

神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

コラム

手づかみで

2013年2月5日

テーマ:母の介護

コラムカテゴリ:医療・病院

母は今、週に3回のデイサービスと月に数回ショートステイを利用している。
連絡帳に「・・・食事を手づかみされることがあり、介助している・・・云々」とあった。

家では、“手づかみ”というのは、無い。
器用にお箸を使って、ほぼ一人でなんでも食べる。
「ほぼ」というのは、最後の一切れが上手くはさめなかったり
途中で飽きて、“食べる”ことに意識が向かなくなったりすることもあるので
その場合は、横の席に座っている私が、お箸で口まで持っていく。
私がお箸を持つと、はさむ前からすでに口を開けているので(ツバメの子ぉか・・・)
ちゃっかり わかってるんやん~・・・というところ。

随分前から、目の前にお皿がいろいろあると、
どれにどう手を付けたらいいのか混乱するようなので、
「フランス料理~」と銘打って、母の前には一皿ずつ置くようにしている。
様子をみながら、あれこれ食べられるように、他のお皿にササッと置き換えたりしつつ・・・

そのことをスタッフさんに伝えた。
声かけしながら、関わってくれているようです。
しかし、まあ、一人にだけかかりっきりにはなれないのだから
母が手づかみで食べても、仕方がないと思う。

家では、“母だけ”を見ているので、先回りしていろんな防御もできるのだ。
そういえば最近は、お箸を持っていない左手が所在なさげで
あちこち動き回っていることがある。
前の席の、父のお皿をさわりに行ったり、自分のお皿をひっくり返しかけたり・・・
そんな時は、母の背中から手をまわして、私が左手を握っていることがある。
しばらくそうしていると、手を放してもじっとしている・・・

改めて振り返ると、日常的に母が発するいろんなサインがあって、
介護ももう5年??になるので、ようやくちゃんとこちらが察知出来るコトが増えたかも。
それは、もちろん人によって違うし、同じ人でも時期によって変わる。
わかった気になったら、次の瞬間には全く違ってしまうコトもあるから、
油断大敵ではあるけれど。
日々そうして向き合うことでしか、みえないこと、気づけないことばかり。
(最近父がちょっと息切れ気味で、困りかけ・・・)

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