気力とは?
福祉用具レンタル商品のモニタリングで、順調に定期訪問ができている先は
訪問回数が3回目、4回目になってきている。
(半年に1度は 若干下回ってはいるものの)
今までにお会いした時の身体状況、生活環境と大きな変化がないか・・・というのでは
怪我や、病状の急激な進行やらが無い限り、そんなに大きな変化があることは、
割合からするとそんなに多くはない。
けれど、特にお一人暮らしの場合は、
表情、動作、会話の内容、テンポなどが明らかに 違ってきている
(無気力、緩慢になっている)・・・と思われるケースが多い。
暑いから、涼しくなってから 外に出掛けよう・・・とすると、
午前、午後と家に居る時間が長くなり、結果 出掛けるのがしんどくなる。
「節電」といっても、暑いからやっぱりクーラーや扇風機は使う。
それならせめて・・・とテレビを見る時間を減らす・・・
結果 ぼ~っとしている時間が増える。
家事など、ちょこちょこ動くと その都度電気をつけたり、水を使ったりするので
少しまとめて・・・と思ってためると、おっくうになる。
などなど
暑さによる 自然な夏バテ・・・ともいえるが、
なまじっか、今までやり慣れて来ている生活習慣などを
大義名分のために(?)変えたりすると、いろんなバランスが崩れてくる。
頑張りすぎずに、横着になることも必要だと、あちこちで言ってきている。
しかし、しんどくならないように“ゆるめる”その加減によっては、
調子がよくなっても 気力行動が、元に戻らないことも多い・・・と思い知る。
身近でたえず様子を見て、その時々の状態に合わせた判断に基づく、
細やかな声かけ、サポートがないと、難しい。
人はそんなにも弱くは無いけれど、強くも無い。
やはり最低でも一週間に1度は顔を見て 状態をつかまないといけないのでは・・・と思う。
いろいろな介護サービスが入っている人、そうじゃない人、
入っていても、情報の共有ができていないケースなら 同じ。
介護保険の「スキマ」を埋めるサービス。
やはり行きつく先は、ここか・・・
「ともべぇ」の宅配サービスの目的を
「商品の選定・配達」ではなくて、「定期訪問」することに
もっと重きを置いていいのでは・・・
そこが 付加価値となるのではと 改めて考え中。
この暑さの中、ピンポンするたびに、ドキっとするような こんな状況はコワイ。