コラム
Z世代と労務管理
2020年7月2日
社労士&アンガーマネジメントファシリテーターの三谷です。
今回は、Z世代について、です。
みなさんは、「Z世代」という言葉を知っていますか。
マーケティングの世界ではお馴染みのところなのかもしれませんが、
私はこのたび初めて日本能率協会の新入社員アンケートで知ることになりました。
https://jma-news.com/archives/aw_newsrelease/3926
このアンケート調査結果の中に「Z世代」という言葉がでてきて、
「え、どういうこと?」となりました。
すぐにネットで調べました。
その主な特徴はこんなところでしょうか。
・1997年〜2005年頃生まれで、現在12歳〜20歳前後の世代である。
・生まれた時からデジタル環境
・プライバシー重視
・社会問題への関心が高い
・個性の追求
会社の労務管理との関係でみると、「社会問題への関心が高い」というのは、
この世代の採用や育成教育を考える上で重要だと思います。
例えば、ジェンダー問題や環境問題、平等などへの関心が高いと思われるので、
それらの社会問題への取組みに対する会社・上司の姿勢が求められるでしょう。
アンケート結果にもあるように、「実力・成果主義」志向が高まっていることもその影響だと思います。
自分の仕事を正当に評価してもらいたい、年功序列には納得できない、というのは、
まさに平等への志向が高いからとも言えます。
そういう意味では、評価制度の在り方も見直しが必要になってくるでしょう。
このアンケート結果は、今後の労務管理に対するヒント満載なのですが、
とりあえず「Z世代」という言葉で立ち止まったので(笑)、今回はこのことについて書いてみました。
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