コラム
雇用調整助成金。所定労働日数はどうやって把握したらいいの?
2020年4月17日
社労士&アンガーマネジメントファシリテーターの三谷です。
今日は、雇用調整助成金の「所定労働日数」について、です。
この助成金は、コロナの影響等で営業を自粛せざるをえなくなり、
本来出勤する日(所定労働日)に従業員を休ませた際に支給されるものです。
ただ、この所定労働日について、このような質問を多く受けます。
「4月1日から4月30日まで休業するが、
その間シフトを決めていなかったから、所定労働日ってどのように考えたらいいのか」
正社員であれば、月の労働日数はほぼ決まっている(と思われる)ので
あまり迷うことはないかもしれません。
しかし、今回は、雇用保険に加入していないパートやアルバイトにも拡大されています。
(正確には、「緊急雇用安定助成金」といいますが、ここでは詳細は省きます)
そのため、上記のような壁にぶつかるのです。
結論、次のように把握しましょう。
(4月15日兵庫助成金デスク回答より)
①雇用契約書(労働条件通知書)を確認する
②①に所定労働日についての明確な記載がない場合は、「前月」と同じ程度の日数と考える
例えば、
雇用契約で、「所定労働日は、平日週3回」等とあれば、それに従います。
しかし、「所定労働日は、毎月作成するシフト表で決定する」のような場合は、
3月は12日働いたという実績をもとに、4月の所定労働日数は12日、という決定の仕方です。
注)4月15日現在の兵庫助成金デスクの情報に基づいています。
都道府県や今後の動向で変わる可能性もあります。
関連するコラム
- 【明日3/19最終日】新型コロナ関連の助成金相談会 2020-03-18
- 2020年度、勤務間インターバル助成金で注意すべき変更点 2020-07-31
- 雇用調整助成金。支給日数100日+αの数え方 2020-05-03
- 平成25年度の助成金について 2013-06-14
- 助成金担当者は変更がないか最新情報をチェックしておきましょう 2019-07-10
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
三谷文夫プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
三谷文夫のソーシャルメディア