マイベストプロ神戸

コラム

テレワーク。長時間労働にならないための4つの方法

2020年2月28日

テーマ:テレワーク

コラムカテゴリ:法律関連

コラムキーワード: 働き方改革労働時間

新型コロナの影響だと思いますが、
この1週間でテレワークのお問合せが数件ありました。

過去にも投稿した内容ではありますが、
テレワークと労働時間についての内容を投稿したいと思います。

テレワークについては、労働者が会社と離れた場所で業務を行うため、
上司等の管理が行き届かなくなり、結果として長時間労働になってしまうこともあり得ます。

会社には、テレワークといえども、むしろテレワークだからこそ、
単に労働時間を管理するだけでなく、長時間労働による健康障害を防止するために
注意をしておく必要があります。

そこで、テレワークにおける長時間労働を防ぐ方法としては
次の4つの方法が考えられます。

1、業務指示の抑制
例えば、「上司からの指示は業務時間内に限る」
「休日や深夜に思いついたようにメールしない」
等です。
今では、簡単にSNSやメールを使っていつでも連絡ができる時代です。
行き過ぎてしまうと長時間労働になってしまう可能性もありますので、
業務指示は、時間外、休日、深夜にはしない、等の対応が必要です。

2、システムへのアクセス制限
社内サーバ等のシステムへアクセスして業務を行う場合ですが、
そもそもアクセス自体を制限する方法です。
例えば、「休日にはアクセスできないようにする」「夜の8時以降はアクセス不能」等、
物理的に業務ができないようにしてしまうのです。

3、テレワークの際の残業禁止
残業や休日労働を原則禁止にしてしまうことも有効です。そもそものテレワークの趣旨(例えば、有効な時間活用)を理解してもらい、業務時間内で効率的に業務にあたってもらいましょう。仮に、残業の必要がある場合には残業を許可制とし、残業申請書を提出してもらう等、工夫をしましょう。

4、長時間労働者への注意喚起
労働時間管理は会社の責務ですが、労働者自らにも長時間労働にならないように注意をうながうことも必要です。そのため、一定時間がきたらパソコンからアラーム音を鳴らす、週に1回は上司との面談時間をいれる等も有効と考えます。

この記事を書いたプロ

三谷文夫

労使ともに幸せになるための労務管理のプロ

三谷文夫(三谷社会保険労務士事務所)

Share

関連するコラム

三谷文夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0795-58-8815

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

三谷文夫

三谷社会保険労務士事務所

担当三谷文夫(みたにふみお)

地図・アクセス

三谷文夫のソーシャルメディア

facebook
Facebook

三谷文夫プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫の法律関連
  4. 兵庫の労働問題・就業
  5. 三谷文夫
  6. コラム一覧
  7. テレワーク。長時間労働にならないための4つの方法

© My Best Pro