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コラム

住宅・家の査定を受ける際の注意点

2016年11月30日 公開 / 2016年12月26日更新

テーマ:不動産 査定

コラムカテゴリ:住宅・建物


家の査定を受け、売却額を決め、売りに出す。「わからないことだらけなので、すべてプロに任せる」という考え方もあるとおもいますが、注意すべき点はおさえておきましょう。

「即買取」は相場より安くなります

不動産は、売主の望み通りの時、望み通りの金額で売れる、というものではありません。

大きな買い物になるわけですから、買い手も慎重になります。そうした場合、「即金で買い取ります」という言葉はたいへん魅力的に響きます。しかし、注意も必要です。

買取(かいとり)は不動産業者が直接、家や土地を買い取るわけですが、その目的は買い取った家や土地を再度、販売(再販)して利益を得ることにあります。

再販のためには広告宣伝費もかかりますし、リフォームを施したりすればその費用もかかります。
そうした費用を差し引いてもなお利益が出るようにするには、買取価格を下げざるを得ません。買取価格は相場の7割程度と考えていいでしょう。

買取には短期間で売却できるというメリットもありますが、買取額が相場より安いというデメリットもあるわけです。

最初の金額が大切

査定を受け、たとえば「土地と家で1800万円」という査定が出たとしましょう。売り出す時には、この1800万円という価格にしなければならないのでしょうか?

いいえ、ご自身の不動産ですから、好きな金額で売りに出すことができます。査定で出た価格は、あくまでも参考価格です。

とはいえ、査定で出された金額はいわゆる「相場」の価格です。1800万円が相場の物件を2500万で売ろうとしても買い手がつくでしょうか。おそらく、買い手を探すのは難しいということになるでしょう。

不動産を高く売りたいという気持ちはわかりますが、やはり、相場を考えた価格設定が大切です。とくに売り出しの最初の金額は十分に考える必要があります。

高額の査定は喜んでいいか

数社に査定を依頼し、A社2200万円、B社2180万円、C社2250万円、D社2600万円という結果になったとします。あなたはどうなさいますか?

「一番高いD社に売ってもらおう」
そう考えてしまいそうですが、ここでも注意が必要です。

この場合、D社の査定自体が間違っている、担当者が相場を把握していない、あるいは担当者があなたの家や土地を売る媒介契約を結ぶことだけを目的にしている、ということも考えられるからです。
数社の査定を受け、1社だけ高額な査定には注意が必要です。

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