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コラム
前歯と前歯の間に隙間ができる原因は?歯間の広がりはどうすれば治る?
2015年8月17日
歯並びが悪いと、歯を見せて笑うことがコンプレックスになったり、消化器系疾患の原因になったりします歯の健康を考えるときは、虫歯や歯周病などの病気を防ぐことと合わせて、歯並びを整えることも頭に入れておきましょう。
歯並びが悪いと顔全体の印象も悪くなりますし、体も気づかぬうちにゆがみが生じていることがあります。それだけではなく、噛む力が弱くなり唾液が十分に分泌されなくなるので、食物の消化が悪くなり胃や腸の病気を引き起こすリスクも高まります。歯科医で定期的にチェックを受けてきれいな歯並びを保ってください。
特に前歯は顔の中央部分にあり、少し歯並びが乱れるだけでも相手に気づかれてしまう部分です。
隙間があると顔全体の印象も大きく変わり、コンプレックスの原因になることもあります。
前歯と前歯の間に隙間ができる4つの原因とその治療法
前歯に隙間ができる原因は主に4つあります。
1.歯周病
歯周病菌に感染したことにより歯茎が腫れ、出血します。
歯周病が悪化すると歯を支える骨を溶かしてしまうため、歯がぐらつきや歯に隙間ができる原因となります。
歯周病の治療を行った後、矯正治療で噛み合わせを改善していきます。
2.舌圧が強すぎる
舌は言葉を話す時に使われるだけでなく、味を感じ、食べ物の咀嚼や消化を助ける働きがあります。
舌圧が弱いと舌の働きが悪くなり、食べこぼしたりむせたりすることがあります。
逆に舌圧が強いと歯を押し広げてしまい、歯並びが悪くなってしまいます。
本来当たってはいけない上下の前歯に当たって、上の歯並びが乱れ、隙間が広がってくることがあります。
注意したいのは、舌圧が強い人は、睡眠時無呼吸症候群にかかっていることもあります。
舌の筋トレを行い、マウスピースで歯が押し出されないように固定して改善を目指すことができます。
3.親知らずが生えている
スペースがないところに親知らずが生えてくると、隣の歯を無理に押し出して生えてきます。
親知らず自身が傾き、すでに生えている隣の歯、そしてさらに隣の歯をドミノ倒しのように順々に押し倒すなど、圧力がかかり歯と歯の隙間が開いてくることがあります。
親知らずを抜いた後、マウスピースで歯を元の位置に戻し隙間を小さくしていきます。
4.奥歯がない
歯は28本揃っていることで全体のバランスを維持しています。
虫歯などで抜けてしまった歯を放置しておくと、隣の歯がどんどん倒れてしまい、歯と歯の間に隙間ができます。
この場合、抜けた場所に新しい歯を入れる「インプラント治療」を行い、その後マウスピースを使って隙間を小さくします。
歯並びの問題を解決するには時間がかかります
大人になってから歯の隙間が目立ち始めた場合、当院ではまずその原因を調べることから始めます。
その多くは、加齢によって歯茎がやせてしまったか歯周病が原因になりますが、どちらの場合においても、歯のクリーニングを正しく行うことや歯肉マッサージをして歯茎を引き締めることで、隙間が広がらないようにするための指導を行っています。
歯並びを直すには時間がかかります。
その間、歯科医のアドバイスを正しく守って歯磨きやマッサージを行ってください。
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