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春藤泰之

接遇向上に取り組む歯科治療のプロ

春藤泰之(しゅんどうやすゆき) / 歯科医

医療法人社団春藤歯科医院

コラム

歯ブラシはいつが替え時?毛の状態が交換時期の目安

2015年8月12日

テーマ:正しい歯磨き方法と歯磨用品の選び方

コラムカテゴリ:医療・病院

歯ブラシの交換はひと月ごと「毛先が広がる前に」交換を


電動歯ブラシも普通の歯ブラシも、定期的に新しいものに交換しなければなりません。歯ブラシは毎日使い続けていると、だいたいひと月ぐらいで毛の弾力性がなくなりクリーニング効果が落ちてきます。1カ月をすぎると、汚れを落とす力が50%以下になるというデータもあるぐらいです。

また見た目には、毛先がまっすぐ立っているように見えていても、磨いている時に、毛先が広がり歯肉を傷つけていることがあります。

同じ歯ブラシを長く使い続けていると、毎日歯磨きをしていても虫歯になるリスクは高くなってしまうのです。自分の誕生日が1月1日なら、「毎月1日に歯ブラシを交換する」というようにルールを決めておけば、忘れることもありません。

古い歯ブラシには、口臭の原因になる雑菌がいっぱい


古い歯ブラシを使い続けていると、虫歯だけでなく口臭の原因にもなるということをご存知でしょうか。

歯ブラシを使うと、口内の食べカスや歯垢、細菌などがブラシに付着します。ブラシを使ったあとに、水できれいに洗ってもそれらの菌は残り、水にぬれたままのブラシの中で繁殖します。毎日歯磨きを繰り返すことで、それらの雑菌はどんどん増えてしまうのです。

そんな歯ブラシを使って、歯磨きをし続けることは衛生的ではありません。歯磨き後の歯ブラシは、水気を拭き取り、カバーをかけずに風通しの良い場所で保管するようにしましょう。

普段から力を強く入れてブラッシングしてしまう人は、毛先の広がった歯ブラシを歯茎や歯に強くこすりつけてダメージを与えてしまうことがあります。歯磨き中に出血がある人や、虫歯がないはずなのに、熱いものや冷たいものが歯にしみる時は、歯科医の診察を受けることをおすすめします。

健康な歯は、正しい磨き方と定期的な歯ブラシ交換で


虫歯や歯周病などがない健康な歯を目指すためには、毎日の歯磨きはかかせません。

歯磨きのポイントは、自分に合った歯ブラシを選ぶこと、正しい角度と方向で行うこと、磨き残しのないように注意すること、場所によってはブラシだけでなく、フロスなどを使い分けてケアを行うこと、そして歯ブラシを常に清潔に保ち、ブラシの弾力性がなくならないうちに新しいものに交換することです。

当院では、歯の治療だけでなく、歯の健康を維持するためのクリーニングや歯磨き指導も行っています。
口臭が気になる方や、磨き残しをきれいにしたいなどの相談もお待ちしています。

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