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橋本貴司

ドローン空撮の自由な表現で新たな価値を生み出す商業写真のプロ

橋本貴司(はしもとたかし)

フォトワーク・ジップ

コラム

ドローンのリチウムポリマー( リポ )バッテリーの温度管理について

ドローン空撮

2017年12月4日

先日京都にある、とある国重要文化財のVP撮影でした。
朝は霧、日中は青空、夕方は真っ赤に染まる夕陽...
神聖なる場所での撮影でとてもパワーを頂きました!

撮影前にスタッフ全員と撮影機材一式も含めご祈祷をしていただき正装にていざ撮影。
っが、チョット待った...!

寒い時期のフライト前に必ず注意しないといけない事があります。
そう!リポバッテリーの温度です。
ドローンに使われているリポバッテリーはとてもデリケートで温度管理を怠ると墜落の危険性が!

リポバッテリーの温度が低いとどうなる?


リポバッテリーは大容量で出力が大きく、軽いという利点を持っています。

これらの利点はドローンを飛ばすのに非常に魅力的なのですがその反面、
リポバッテリーは熱とともに化学反応で電気を発生させるので
気温が低いことにより消耗も早く、低温で熱が足りずに電気をつくる為の
化学反応が遅くなり、その能力を発揮しきれない場合があります。

なので満充電された電気を喪失し、
電圧や電流が突然低下するという症状が起こります。
バッテリー温度が低いままだと電力喪失....

っという事は、空中を飛んでいるドローンのモーター出力の低下で
揚力を失い墜落という最悪の事態も考えられます。

では適温は?


ずばり、25℃程度!

寒い冬場は冷温庫や電気あんか、カイロなどで温め
バッテリーの温度が概ね25℃前後になるように保管してください。
(暑い夏場はクーラーボックスや冷温庫で...高温になりすぎると爆発の危険あり)

それでもバッテリーの温度が20℃以下の場合は...
地面から1m程度の高さでホバリングを3分程度するだけで
モーター駆動によりバッテリー自体が発熱し20℃以上になってきます。

*アプリによってはバッテリー温度が低い場合(15℃以下)は電圧が低下しやすいので、
  安全のため動作制限がかかりモーターが始動しないようになっています。

撮影フライト前の最終確認!


私は必ずフライト前の最終確認としてバッテリー温度は勿論、
地上2mぐらいの高さから1mぐらいの範囲で、
「上昇下降 (スロットル)」
「前進後進 (エレベーター または ピッチ)」
「左右移動 (エルロン または ロール)」
「左右旋回 (ラダー または ヨー)」
の動作とモータ音も含め最終確認(通称:舵打ち)を行い
問題なければゆっくりと上昇し撮影スタンバイとなります。

っあ、ジンバル(カメラ)動作の確認も忘れずに...!




                    舵打ち中!





                     撮影中!

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