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吉本早織

幼児英語教育のプロ

吉本早織(よしもとさおり) / 講師

パルル英語アカデミー

コラム

英語の絵本 読み聞かせ

2017年10月16日 公開 / 2017年11月30日更新

テーマ:幼児英語の効果

コラムカテゴリ:スクール・習い事

幼児さんをお育てのご家庭はお忙しい毎日の中でも、なんとか時間を作って日本語の絵本の読み聞かせをしていらっしゃることでしょう。同じように英語の絵本も、、とお考えの親御様もたくさんいらっしゃるはずです。しかしいざわが子に対象年齢の絵本を手に取って読んでやろうと思っても、その内容が英語力にあっていなかったり、英語はわかっても年齢的に内容が興味深く感じられなかったりと、なかなか難しいと思われる場合が少なくありません。

英語力をつける方法の一つにあげられる読み聞かせはまた別の項にてお話しさせていただくと致しまして、今回はお楽しみ・英語に親しむ、という観点から お勧めの絵本 (読み聞かせ用) を二つご紹介いたします。

CTP(Creative Teaching Press, Inc)の ''Learn to Read'' 学科別 絵本 : 
各学科ごとにレベル分けされてはいますが、同じレベルで手に取ると、Fun & Fantasy < Science < Social Studies < Math のように難度が下がります。つまり Fun & Fantasyは低め、Mathは高めのレベルを選んでくださると英語の難度は揃います。学科を意識したストーリー、語彙に触れさせてみたいとお考えの方にはお勧めです。

Oxford University Pressの '' Reading Tree'' シリーズ :
もともとはイギリスのネイティブの子供向け多読絵本として生まれ現在も使われていますが、英語を母語としない外国学習者向けに様々なシリーズが加わり、日本では子供から中高生以上の学びなおしにも活用される楽しい読み物です。文字のない絵本、フォニックスに特化した絵本、など他社では面白みに欠けがちなシリーズでも、展開に工夫があって楽しめます。上級者向けのその後ストーリーも作られていて長く楽しめるシリーズです。

いずれも文の繰り返しは少なめ、読んでもらって楽しいという絵本です。

ここで読み聞かせの際の注意点を記したい思います。

1. 日本語に訳さない → 尋ねられたら「眠そうだね」「痛そうだね」「○○したそうだね」など、親御様の感想的な言葉を伝えて子供たちに想像を促すようにします。絵からほとんどの情報は得ているので、わからないと言っても全部がわからない訳ではありません。想像させることを第一にし、正確にわからせることは避けましょう。英語は一単語に10~15も意味を持つものもあります。訳することによって子供がそれらを受け取る力を阻害しないためです。今後の英語力成長にかかわりますので気を付けてください。

2. 読む前に正しい読み方を調べてから読み聞かせる → 想像以上に子供は記憶力が良いので準備はきちんとします。ためずにすぐ一単語を調べるということを守れば、読み聞かせ中に「ちょっと待って」と言って電子辞書など持ち込んで調べながら読んであげても大丈夫です。わからない単語をそのままにしない姿勢を子供が学びます。また、一場面で一単語調べることは大人にとっても有用です。たくさんまとめて学習すると忘れてしまう語彙もこの方法で調べたものは絵本のイメージが伴うので忘れません。

3. 短い時間で読み聞かせします → 見開き1つにかける時間は 1歳1秒 2歳3秒 3歳4~5秒 右脳優勢期であるため大人とは脳の仕組みが違います。集中力持続の短さ、全体把握の速さによって飽きてしまう前に、何だろうと興味を向けられている間に素早く次のページへ導きます。

4. 長い文章の絵本を読んでくれとせがまれてしまったら → 各ページ一行目だけを読んでページをめくります。これが案外わかります。ディズニーの長い映画もたった16ページほどの絵本になるのですから、そのようなものだと思ってお試しください。

読み聞かせは子供たち本人にとってはお楽しみです。
本人に無理に読ませたりしないように。
ほんとうは聞いてくれただけですごい !
ハードルはうんと低くして親子でよいお時間をお過ごしくださいね。

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パルル英語アカデミー   教室運営   吉 本 早 織



 


 

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