スイング（内科）・クラブ（外科）の両面から指導する“ゴルフのお医者さん”（3/3）

相手と信頼関係を築きながら、ゴルフの楽しさを伝授

ゴルフレッスンにおいて深田さんが大切にしていることがあります。ひとつは、レッスンの相手に「わかりやすい言葉で伝える」こと。もうひとつは、「個性を認め、伸ばすこと」だそうです。

「専門用語を多用すると、いかにもゴルフのプロという感じに見えますが、相手に意図が伝わらなければレッスンの意味はありません。私は常にその人がわかるように、できるだけ簡単でわかりやすい言葉を選ぶように心がけています。また、できないところを指摘するよりも、まずはできたところを褒めることでその人を肯定し、達成感や喜びを感じてもらうことで成長を促していきたい。そうすることで、初心者の方や小学生の子どもたちにもゴルフの楽しさを知ってもらいたいんです」。

そんな深田さんの姿勢は、まるで患者に向き合う医者そのもの。信頼できる担当医がいてこそ患者の回復も早いように、信頼関係こそがゴルフ上達の近道になるのだと深田さんは語ります。
プライベートでは2児の父親でもあり、我が子にも自由にゴルフを楽しませているという深田さん。取材中も、ゴルフ初心者である記者に対して、スイングとゴルフの関係性をとてもわかりやすく解説してくださいました。温和な語り口調と気さくな人柄は、まさに頼れるお医者さんのようでもあり、学校の先生のようにも感じられます。深田さんの親身なアドバイスを受ければ、ゴルフ初心者の方も、きっと楽しく上達できるにちがいありません。

（2016年10月　現在）

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