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藤村喜美子

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藤村喜美子(ふじむらきみこ) / 料理研究家

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コラム

玉ねぎの塩麹煮の魅力

2022年9月11日 公開 / 2022年11月30日更新

テーマ:SDGs「野菜料理」における食品ロス削減

コラムカテゴリ:スクール・習い事

今日はタマネギの魅力を探してみましょう!

まず、「ラタトゥユ」とは夏野菜をふんだんに使って、にんにくの香りとそれぞれの野菜のコラボレーションで、野菜の旨味を引き出すとっても美味しい夏の定番の野菜料理です。
ナス・タマネギ・ピーマン・パプリカ・トマトを使って、じっくりと焦がさないように煮ていきます。
その日に食べても良し、冷蔵庫に入れておいて次の日に食べても良し、ジューシーな味がたまりません!

「また、タマネギについて言えば、この野菜の一番の魅力は、香味成分である硫化アリルの一種で、アリシンという独特の刺激臭でしょう。しかし、煮込むことでこの辛みは消えて、味と香りは一段と良くなります。煮込むことで甘くなるために、タマネギは煮込み料理には欠かせない野菜なのです。そして、生で食べても美味しい新タマネギは、ヘルシー志向の人には欠かせない健康野菜の一つです。
 タマネギの特徴は今述べたように、本来は辛いものが煮込むことで甘くなるという、手のかけ方次第でまったく逆の味に変えられることです。
 これを人間にたとえるなら、今は辛口の人間でも、関わっていく周りの人たちによって、本来その人が持っていたまったく反対の甘みのある人間性を、すくい出していくことができるということでしょうか。
 しかし、辛みと甘みの両方を持ち合わせるタマネギのように、逆の二面性を持つ魅力のある人間になることができたなら、人生の醍醐味をもっと味わうことができるでしょう。」
エッセイ『咲きゆく時間(とき)より』

タマネギを今夜の食材と決めてから、タマネギの皮をむく前に、手で回しながらまじまじと眺めてみるのも楽しいものです。
どこの産地で、どのような気候だったのか、台風の季節も乗り越えて大きく育っていることや甘みや辛みも想像しながら、どのような土の状態で農家さんが育ててくれたのかなど、おもしろいほどタマネギに愛着が湧いてきます。
                   タマネギの塩麹煮
玉ねぎの塩麴煮
手づくりの塩麹だけで皮をむいた丸ごとの玉ねぎをゆっくりと煮てみました。
丸いまま、崩れることなく煮あがりました。
ブロッコリースプラウトで飾り、栄養価をグーンと高めました。

軟らかく煮たタマネギに箸を入れた瞬間に笑顔になり、麹とタマネギの甘みが満足の一品となりました。
この野菜料理は、タマネギにほとんど包丁を使わないので、目にしみることもなく美味しく簡単に作れます。

タマネギの皮と端は、後で「ベジブロス」のスープにするために冷蔵庫に保存しておきます。

★レッスンは 事前に予約が必要です。(09083681352 藤村)
★メールでのご予約 friend_kim23@maia.eonet.ne.jp

   『「SDGs」セミナー・・・キッチンから家庭でできる『食品ロス削減』とは』のご案内については、

           セミナー・イベント情報をご覧ください。 
 URL https://naturalfood-23.hirameki7.site/

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