婚活を始めた当初、正直「自分にどんな人が合うのか」全くイメージができていませんでした。仕事では目標設定や計画は得意なのに、結婚となると何を基準に選べば良いのか分からず、「とにかく動いてみよう」と言われるままに前へ進む日々でした。

仮交際を経験していく中で少しずつ自分の価値観が整理され、仲人（じねん）さんとの面談で「次はここを意識してみましょう」と毎月具体的な課題をもらえたことで、出会いの精度も上がっていきました。

そんな中で出会ったのが、6歳年下で、偶然にも同じ大学出身の彼女でした。お見合いの席での第一印象は、「気が合いそう」。初回デートでは「一緒にいて落ち着く」と感じ、自分でも驚くくらい自然に会話が進みました。

彼女はもともと慎重派だったようですが、交際が進む過程でも無理に距離を詰めることなく、節度と温かさのある接し方が自分には非常に心地よく、次第に「この人と一緒にいたい」と思う気持ちが大きくなっていきました。

結婚を意識したきっかけは、ある日「一緒にいて落ち着く」と彼女が話してくれた時です。自分が彼女にそう感じてもらえていることが素直に嬉しく、「この人の隣で、これからの人生を歩みたい」と心が定まりました。

プロポーズは、装飾のないシンプルな言葉で––
「手紙をもとに、結婚してください」
その瞬間、彼女は迷いなく頷いてくれました。

成婚退会のご挨拶には、二人で仲良くご来所し、最後まで笑顔で過ごすことができました。今後の抱負に「健康に楽しく長く」「温かい家庭を築く」と書いた私たち。これからも変わらず、思いやりを大切に歩んでいきたいと思います。

婚活中のみなさんへ––
出会いは“条件”ではなく、“安心できる人”かどうか。迷いながらでも前に進むことで、自分にとって大切なものが見えてきます。焦らず、自分のペースで、頑張ってください。
そして、これから婚活をされる方々にも良いご縁がありますように。