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コラム

貴乃花親方の「降格」

ニュースの読み方

2017年12月28日

 本日(2017/12/28)の臨時理事会で、日本相撲協会は貴乃花親方の「降格」を決めた。正式には年初(2018/1/4)に開催される臨時評議員会の決定を待つことになるが、日馬富士の略式命令(罰金)が本日予定されていることに加え、これで一連の「暴行・傷害事件」が決着することになる。

 危機管理委員会の高野委員長の会見によれば、「貴乃花親方は理事・巡業部長として、貴ノ岩のケガを把握した直後(被害届を提出する前後)に速やかに協会に報告すべき義務があったのにこれを怠った」とされている。また、「理事・巡業部長・協会員として危機管理委員会の調査に協力すべき義務があったのに、貴乃花親方は正当な理由もなく貴ノ岩・親方への聴取要請を再三にわたり拒否し続け、その義務を怠った」とも説明されている。

 つまりは、被害者側の立場としてよりも、理事・巡業部長・協会員としての立場の方が優先し、「報告義務」「協力義務」を怠った以上「処分」は免れないという論理のようだ。協会側の「組織の論理」としては当然のことなのだろう。被害届など出す前に、とっとと協会に報告しておれば、マスコミなんぞに知られる前に事件を握り潰せたものを、貴乃花親方の「くだらない正義感」のおかげで組織内のとんでもない「暗部」が世間にさらされてしまったのだから。

 しかし、まあ、「報告義務」「協力義務」の違反をこれだけ重大視するのであれば、11月2日の時点で鳥取県警から「暴行・傷害事件」についての情報を受け取っておきながら、直後の理事会では議題にすら上げなかった八角理事長の「報告義務違反」はどう考えるべきなのだろう。みずから「3ヶ月分の給与返上」を申し出たからと言って「お咎めなし」でよいのか。それとも、「協会のために『事件もみ消し』を図っただけなので組織としてはOK!」なのか。

 いろんなことがウヤムヤのまま、2017年は暮れて行く。

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
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