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コラム

防衛大臣があぶない!

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2017年6月28日

 いやはや、この国はどうなってるのでしょうか。稲田朋美防衛大臣が6月27日の夜、東京都議会議員選挙の自民党候補を応援する集会で演説しました。そこでの稲田大臣の発言が、余りにも酷すぎます。なんと、稲田大臣は「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としても(特定の自民党候補者の支援を)お願いしたい」などと訴えたのです。

 防衛大臣は「国家機関」であり、選挙にあたっては「中立」が求められます。稲田朋美氏個人の資格において、あるいは自民党員として、特定候補者の応援をすることは構いません。しかし、「防衛相」及び「自衛隊」を統括する権限を持つ「防衛大臣」として、しかも「国家組織をあげて」特定候補者を応援するようなことは絶対に許されません。こんなことは、誰もが知っているべき「選挙のイロハ」であり、明らかな「禁じ手」です。

 ある報道で、「自衛隊法は自衛隊員の政治的行為を制限しているため、稲田氏の発言は自衛隊の政治利用として法に抵触するおそれ…」が指摘されていました。しかし、これがどのような法律に抵触するか…を議論することは不毛でしょう。今回の「稲田発言」が選挙に対する極めて不当な干渉であり、選挙の公正を著しく害するものであることは明々白々です。ただ、国家公務員法や公職選挙法は、「国家機関」が「選挙介入」するようなことは想定していません。そもそも日本国憲法も「国家機関の選挙介入」など、予想だにしていないのです。

 何故なら、「国家機関の選挙介入」は、日本国憲法の根幹をなす三大原理のうち「国民主権原理」を否定し、これをないがしろにするものだからです。「国家機関の選挙介入」を禁じる法律がない、憲法にもそのような趣旨の条文がない…という「言い訳」は絶対に通じません。「国家機関の選挙介入」は明らかに憲法違反であり、誰もがそれを自明のことと判っているから、明文規定が無いだけのことです。

 以上のとおり、今回の「稲田発言」は明白な「国家機関の選挙介入」であり、日本国憲法が規定する最も大切な「国民主権原理」を否定し、ないがしろにする本当にとんでもない「違憲発言」なのです。こんなことを平気で言ってのけてしまう、稲田防衛大臣の「頭の構造」がおかしいのです。ちなみに、このヒト、実は「弁護士」です。私自身、同じ法律家として恥ずかしい限りですし、怒りを通り越して、ホントに呆れてしまいます。

 日本の防衛を担う立場にある防衛大臣が、これほどまでに「お馬鹿さん」であることは、絶対に「北の国の将軍様」にバレないようにしなくてはいけません。今後、稲田防衛大臣は公の場で一切何も発言してはいけないと「閣議決定」し、さらには、稲田朋美氏の存在そのものを「特定秘密」に指定する必要があるでしょう(by国家機密法)。

 いえいえ、ホントはとっとと辞任(本人による忖度)、あるいは解任(首相による忖度)が適切な場面なんでしょうね、安倍さん!

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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