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藤本尚道

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藤本尚道(ふじもとまさみち)

「藤本尚道法律事務所」

コラム

「押収けん銃」があぶない(3)

ニュースの読み方

2013年10月13日

 けん銃の押収丁数については、警察庁から警視庁や各道府県警察本部に対する具体的な「ノルマ」が課され、警察本部から各警察署単位へと「ノルマ」が細分化されるようです。警察庁は「ノルマ」の存在を認めていませんが、実際に銃器対策に関わる各警察署の現場は「数合わせ」に必死の思いを強いられるのです。

 本来は、市民生活にとって、最も危険な「暴力団のけん銃」を押収することが最優先のはずです。私個人としても、警察が暴力団の「武器庫」を摘発・検挙した…とのニュースに接すると、そのご苦労に対し心から拍手を送りたくなります。

 しかし、暴力団側の隠匿や密輸・密売の方法が潜在化・巧妙化している結果、彼らからのけん銃押収が困難になっているにもかかわらず、何が何でもノルマを達成せよ…と現場が迫られるなら、「暴力団ルート」以外を捜査せざるを得ません。

 そこで、一般人、つまりは「ガンマニア」に銃器捜査の眼が向きます。マニアの自宅などを捜索すれば、ともかく「お宝」のモデルガンがザクザクと出てきます。古い金属製モデルガンは、銃口を完全に閉塞させ、全体を白色や黄色(金色)に塗装しないといけません。そうしないと「模造けん銃」に該当し「銃刀法違反」になるからです。

 しかし、マニアの多くは「昔のまま」のモデルガンに愛着を持っており、銃口の閉塞をしていなかったり、塗装をはがしてたりするため、「模造けん銃」に該当していまい、銃刀法違反として押収される運命をたどるのです。

 でも、考えてみてください。こんな「模造けん銃」を100丁押収するよりも、暴力団の実銃1丁を押収した方が、市民生活の安全のためには絶対に意味があります。「警察力」を有効に発揮させない「元凶」が何か、皆さんはもうおわかりですよね。(続く…)

兵庫県弁護士会/神戸市中央区/藤本尚道法律事務所
職人かたぎの法律のプロ、弁護士藤本尚道です!
http://mbp-kobe.com/lawyer-fujimoto/

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