マイベストプロ神戸
松岡稔之

足と靴のトラブル解決のプロ

松岡稔之(まつおかとしゆき)

KOBE WALK

コラム

『あなたは、何のために靴を履くのですか?』

2011年5月28日

テーマ:あしラボ

『あなたは、何のために靴を履くのですか?』と
 ご来店いただいたお客さまにこうお尋ねします。

なぜこんな質問をするのか?

それは、靴選びにとって、とても大切なことだからです。

「お洒落は足元から」とよく言われますが、衣服と靴は異なる性格のものです。

 衣服には最初から装飾性が強く求められています。靴は、足を保護するため、
身体の重みを支えて、歩き、走る、といった何らかの動作が能率的になるように、
考案されました。

 このような原点に立ち返った時、現在履かれている靴の多くは、この原点を忘
れてしまっているとしか言えないことに気づくでしょう。

 つまりデザインが優先されており、デザインこそが最も大切と考えられ、自分
の足に適切であるか、歩行には支障はないか、などという視点はないに等しいの
です。

 人間は歩くことによって健康を維持することが出来る。ならば、健康を害さな
いような歩き方をする必要があります。そのためにはスムーズに歩けるような、
歩き方をサポートしてくれるような靴を履く必要があるのです。

 私も、ファッションにはこだわりがある人間です。個性を表現するファッショ
ンは見ていて楽しいし、着る者にとってもウキウキするような魅力がある。でも、
首が窮屈なサイズのシャツは着ないし、履けばウエストのボタンがはじけるよう
な小さなズボンも履かない。

 装飾品といえる衣服についてもそうなのです。歩行という身体にとって大切な
機能を助ける役目を担っている靴について、衣服以上に厳しく、慎重に自分の足
に合った靴をしっかり選ぶことは、当然ではないのでしょうか?

 本来人間には、土や砂など柔らかい路面を裸足で歩くための機能を持っていま
す。しかし、現代社会において、私たちを取り巻く路面環境は、硬いアスファル
トやコンクリートに覆われてしまい、裸足の歩行は身体に支障をきたしてしまい
ます。その硬い路面から足を守り、身体をしっかり支え、作業をする時に能率が
上がるように考案されたのが靴なのです。

 足に合わない靴を履いた生活は、確実に足の骨格の歪みを生み、筋肉疲労を起
こし、身体全身の歪み、捻れを引き起こします。

『靴に足を無理やり合わせないでください。』

この記事を書いたプロ

松岡稔之

足と靴のトラブル解決のプロ

松岡稔之(KOBE WALK)

Share
関連するコラム

コラムのテーマ一覧