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松村栄子

「歯を美しく健康に保ちたい」をサポートする予防歯科のプロ

松村栄子(まつむらえいこ) / 歯科医

デュオこうべデンタルケアクリニックPINO

コラム

食いしばり、歯ぎしりの治療法

2020年6月29日

テーマ:歯科知識

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 顎関節症 治療顎関節症 症状

先日のコラムで皆さんの食いしばり度はチェックいただけましたでしょうか。

今日は先日6月1日の神戸新聞の記事をご紹介。



実は新型コロナウイルスの影響による自粛や様々な生活リズムの変化から、ストレスを抱えている方が増えていると言われています。
このストレスが歯ぎしりの原因の一つ。噛み合わせの異常なども原因として指摘されています。

ブラキシズムは正常な範囲内であれば気にする必要はありません。
しかし、歯の痛みや顎の症状などが出てきた場合には、様々なトラブルを予防するために治療が必要となる可能性もあります。

上下の歯と歯が触れていいのは何分?


さて、上下の歯と歯が接触していい時間は一日のうち、どれくらいだと思いますか?

実は20分が正解です。




※TCHとは歯牙接触癖:上下の歯と歯を接触させる(食いしばる)癖のこと

しかし、多くの方が口を閉じると歯も咬むのが正しいと思っていらっしゃいます。
本来は正常な状態では、安静時に歯と歯が接触せず歯の間にはわずかに隙間にがあります。
この状態が、あごの関節や筋肉に負担をかけない最もリラックスした状態なのです。

お家で簡単にできる食いしばり予防法!


⑴食いしばりのタイプには様々ありますが、日中も気づくと食いしばっている、という方。

そんな方にはセルフコントロールが有効です。

①日常で食いしばっているタイミングを意識してみる。
②その時の姿勢を変えてみる(背中が丸まっていないか、、、など)
③食いしばりに気づいたときに頬の力を抜く意識をする
④目につくところに『食いしばり注意!』と貼ってみる


⑵夜間に食いしばりがある方、朝起きたときにあごのだるさが気になる方。

そんな方には噛み合わせの調整や、歯科医院でご自身の歯に合ったマウスピースを作成するのがおすすめです。
マウスピースをすることで、歯への負担が軽減したり
朝起きたときのあごの痛みが和らいだりします。

マウスピースはソフトタイプやハードタイプがあったり。
保険で作成できるものもあれば、自費診療で精密に製作するものまで。
ご自身に合ったマウスピースを歯医者さんに相談するのが良いかもしれません。

⑶マウスピースが使用できない方。
マウスピースにすぐ穴が空いてしまう、余計に食いしばってしまうという方に。
ボトックス注射という方法もあります。
食いしばりにより発達した筋肉に注射をして筋肉自体の噛みしめる力を減らすという方法です。

良ければ当院のHPにもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
辛いだるさに!ボトックス治療とは?

この記事を書いたプロ

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