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河口千弥

世界各国で潜ったダイビングインストラクターのプロ

河口千弥(かわぐちちや)

株式会社カナウ

コラム

スキューバダイビングに必要な器材はどんなものがあるの?

水中の世界を楽しむためには、さまざまな器材が必要です。水中で呼吸をするために、それぞれに重要な役割を持つ器材を扱います。主にダイビングの器材は軽器材、重器材、ウェットスーツやその他の便利グッズがあります。それぞれどのような役割をもつ器材が必要なのか、理解を深めてください。

まずはそろえておきたい!ダイビングに必要な軽器材

ダイビングを始めて、ライセンスを取得したら自分の器材が欲しくなりますよね。

ダイビングの器材を、すべて一度にそろえようとするとかなりまとまった金額になります。ダイビングショップにはレンタル用のダイビング器材があるので、必ずしも自分の器材を持っていなくても楽しめますが、ご予算やダイビングを行う頻度や旅行のスタイルなどに合わせて、少しずつそろえていくといいでしょう。

最初にそろえたいのは、手頃な価格から手に入る軽器材です。水中で物を見るために必要なダイビングマスクは、自分の顔に直接付けるものです。レンタルで自分の顔の形に合っていない物を付けたら、マスクの中に水が入りやすく快適にダイビングができないので、自分の顔の形に合ったマスクを持っていると不便がなくなります。

目の悪い方は度つきのマスクがあります。レンズが一枚のタイプは「一眼マスク」、2枚は「二眼マスク」、それ以上レンズが付いているのは「マルチプルマスク」といいます。

マスクのほかはシュノーケル、フィン、ブーツなどがあります。シュノーケルは水面で呼吸を確保することができ、水面を移動する場合に使います。

フィンは水中で泳ぐときに必要な足ひれで、水中で姿勢を安定させることもできます。素足で履くフルフットタイプと、ブーツを履いてからはくストラップタイプの2種類あります。フィンの硬さや長さなど種類が豊富なので、レンタルで試しながら自分に合ったタイプを見つけましょう。

ブーツはゴツゴツした岩場やウニなどの危険な生物から足を保護します。

一生の趣味にするならそろえたい!ダイビングに必要な重器材

重器材の中で最初にそろえたいのはダイブコンピューターという時計です。

ダイビング中に時刻や水温、水深、ダイブタイム、無減圧潜水時間など、ダイビング中に重要な情報を得ることができます。ダイビングショップのフルレンタルに含まれることはあまりなく、オプション料金が必要な場合が多いです。

ダイブコンピューターは高価なものですが、安全面を考えると早めに手に入れたい道具です。ダイバーの中にはダイビングマスクとダイブコンピューターのみを持参し、他の器材はレンタルにする人も多くいます。

ほかの重器材は、BC&パワーインフレーター、レギュレーター&オクトパスレギュレーター、ゲージ、タンク、ウェイトなどがあります。

BC&パワーインフレーターは、水面で浮力をサポートするライフジャケットの代わりになります。BCともBCDとも呼ばれます。パワーインフレーターはタンクから空気が入るようになっていて、BCに空気を供給したり、排気したり浮力調整に必要です。

レギュレーターは水中でのメインの呼吸器です。呼吸抵抗がないので楽に呼吸ができます。

オクトパスは黄色のホースの呼吸器で、緊急バックアップの空気源です。バディの空気がなくなったり、レギュレーターのトラブルがあった場合に利用します。

ゲージはタンク内の空気の残圧を知らせる残圧計と水深を測る水深計、方向やナビゲーションを示すコンパスがひとつになっている重要な器材です。

タンクは空気が圧縮されて入ったもの。使用前に必ず空気のにおいを確認して、空気が汚染されていないかをチェックしましょう。

アルミタンクとスチールタンクの2種類あり、日本ではスチールが主流、海外ではアルミが主流で、8リットル~12リットルと大きさも幅があります。タンクの種類や大きさによってつけるウェイトが変わるので注意が必要です。

ウェイトは潜る時に必ず装着します。ダイバーの体格やタンクの種類、ウェットスーツの厚さなどでウェイトの量は変化します。

重器材は高価な物が多いので「ダイビングを一生の趣味として楽しめる」と確信を持てたらそろえることをおすすめしています。

定期的にメンテナンスが必要なので、BC&パワーインフレーターとレギュレーターは同じタイミングで同じメーカーでそろえるといいでしょう。

自分に合ったウェットスーツとあったら便利なダイビング用品

ウェットスーツはぶかぶかではなく、体にフィットしていなくては意味がありません。

レンタル用のウェットスーツで締め付けられて苦しい感じがしたり、寒さを感じたりする場合、自分に合ったウェットスーツを購入している人が多いです。南国なのであたたかい海をメインにダイビングをするのであれば3mmのウェットスーツを、日本を中心としたダイビングであれば5mmのウェットスーツがおすすめです。

ほかにも、あったら便利なアイテムとして、漂流した時に助けを求めるシグナルフロートや手を保護するグローブ、ダイビング器材をまとめて持ち運ぶ時に便利なメッシュバッグなどがあります。

水中で写真を撮りたい人は、水中カメラを用意しておくとダイビングの楽しみがランクアップします。簡単なタイプから本格的なタイプまで水中専用のカメラが豊富にあります。デジカメや一眼レフを専用の防水ケースに入れて、撮影をしている人も多いですね。

マスクの曇り止めやダイバー同士での筆談やメモに便利な水中ノートなど、ダイビングの便利グッズはいろいろあるので、ダイビングショップでチェックしてみてください。

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