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植田有祐

公認会計士試験の合格に貢献する簿記・会計指導のプロ

植田有祐(うえだゆうすけ)

公認会計士事務所MVP

コラム

公認会計士試験 平成29年論文式合格発表を受けて

【公認会計士試験】 論文 合格発表

2017年11月19日 / 2018年7月10日更新



平成29年11月17日に、公認会計士論文式試験の合格発表がありました。

合格者数 1,231人
(願書提出者数 11,032人 (つまり、試験全体の合格比率 11.2%))
(論文式受験者数 3,306人 (つまり、論文式からの合格比率 37.2%))
という結果となりました。

ちなみに、前年度の結果は以下の通りでした。
合格者数 1,108人
(願書提出者数 10,256人 (つまり、試験全体の合格比率 10.8%))
(論文式受験者数 3,138人 (つまり、論文式からの合格比率 35.3%))

願書提出者数が増加した影響で、合格者数も増加し、1,200人を突破していますね。
合格比率も微増し、会計士への門戸は、少しですが前年よりも開いた状態といえそうです。


以下は、合格者の方へ!
http://mbp-kobe.com/kaikei-mvp/column/62796/

以下は、残念ながら不合格だった方へ。
今、公認会計士がとにかく足りない状況ですので、監査トレーニー制度など、試験に合格していなくとも監査法人の内部に入っていけるような制度はあると思います。
ただ、個人的には、生活によっぽど困っているという方を除いては、オススメしません。純粋に受験に専念して、「来年の確実な合格」を目指すべきです。
公認会計士試験は、税理士試験と違い1科目ずつ合格という形を原則としてとっていませんので、本試験の日に、7科目の実力をすべてピークに持っていく必要があります。すると、どうしてもまとまった勉強時間が必要になります。
仕事をしだすと、よっぽど自分に厳しく、モチベーションを維持できる方でない限り、どうしても勉強時間は減ってしまいます。

今は合格発表後まもないので、来年の論文式試験までは、途方もなく長く感じるかもしれませんね。しかし、それは長い人生の中でたったの1年です。早く仕事に就きたいというお気持ちは分かりますが、長期的な視点に立てば、下手に就職して勉強時間が減るよりも、”最後の1年だと思って”受験に専念すべきです。

私もその昔、論文式試験が1回不合格になった時(当時は5月短答しかなく、1回目の8月の論文は租税法と経営学が間に合わず…)、非常勤で雇ってもらおうと大手監査法人の門をたたきました。しかし、その時の面接官の方が、「君の成績ならあと1年やったら確実に合格するんだから、急がずに、もっと長期的な視点にたつべきだ」と言葉をかけて頂いたのを覚えています。
次の年、合格通知をもって同じ監査法人に行き、「去年こうおっしゃって頂いたので、今年は合格して参りました」といって、採用して頂きました。
今にして思えば、この選択をして正しかったと、心から思います。

皆さんは何歳まで働きますか?公認会計士は独立すれば定年はありませんよ。
それを考えると、この1年急いで働きだすことに、「来年確実に合格すること」以上の価値を見出せますか?
是非、後から振り返って正しかったと選択を、なさってください。

『急がずに、しかし休まずに、進もう』 (ゲーテ)

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