杉村肇プロのご紹介
積み重ねてきた専門的な技術と研究、総合的な診療経験をもとにペットの耳の病気を回復へと導く(2/3)
耳以外の疾患も把握できる獣医師としての豊富な経験。治療時に用いられる麻酔もそのペットに合わせて
開業当初は、内科や外科、循環器科といった全科目を診療していた杉村さん。とある国際セミナーへの出席をきっかけに、耳の医療の重要性を認識することになります。しかし、そこには一つの問題がありました。
「人の場合と違い、そもそも獣医学部に耳鼻科はありません。日本に限らず、動物医療の最先端と言われるアメリカでさえも、皮膚科や軟部外科などで適宜対処しており、一つの体系を持った学問としては確立されていないんです」
そこで杉村さんは、人間の医療にも学びを求めます。医科大学の耳鼻咽喉科や耳科関連の学会にも参加して知識や技術を習得。1992年には、日本では前例のなかった動物の鼓膜切開手術を成功させました。
治療に使用するのは、高度な技術を要するオトスコープという動物の耳専用内視鏡。ゆえに軽症の場合を除き全身麻酔のもとで行われます。
「麻酔を用いることで、わんちゃんや猫ちゃんが苦しみや恐怖から解放された状態のもと、時間をかけて症状を観察することができます。また部分的に組織や異物を取ったり、洗浄したり、手術に至るまでの一連の処置を耳の中だけで行うことができるのです」
初診で必ず血液検査、心電図検査、胸部レントゲン、そして胃の検査などを行うのは、適切な麻酔を考えるためでもあります。
「薬の量も種類もその子その子で異なります。これには、かつて全科を診ていた経験が生かされています。また耳以外に問題を抱えていても、それを把握できることは私の強みでもあります」
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