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コラム

別居中の不貞行為は慰謝料請求ができる?

2018年11月1日

テーマ:不貞行為

今回は別居中の不貞行為についてお伝えいたします。夫婦の別居にはさまざまな理由があります。仕事の都合、介護のため、さらに、離婚の前段階として別居することもあります。

別居中の不貞行為に対して慰謝料請求ができるかどうかは、別居の理由がどのようなものであるかに深く関わってきます。

慰謝料請求ができるかどうかの判断基準

慰謝料請求ができるのは、相手の行為が違法であることが前提となります。夫婦はお互いに貞操を守る義務があり、どちらか一方がこれに違反して、不貞行為を行った場合、それは違法行為に当たりますので、慰謝料請求が可能となります。

しかし、別居中となると話は変わってきます。すでに婚姻が破綻し、別居している場合は、お互いの貞操義務は消滅していますので、違法には当たらないためです。

しかし、単身赴任や長期出張のための別居や、親の介護、病気療養などは、婚姻関係が破綻しているわけではないので、違法性が認められ、慰謝料請求が可能です。

裁判所の判断はケースバイケース

不仲で別居中の不貞行為に対して、あなたが慰謝料請求を行ったとしても、相手は「すでに婚姻関係が破綻した後の肉体関係である」と主張するでしょう。このように夫婦で意見が対立した場合、最終的には裁判官の判断に委ねられることとなります。

たとえば別居直後の肉体関係なら、裁判所は婚姻関係が破綻しているとは認めにくく、慰謝料請求ができることが多いです。しかし、別居後年数が経過していれば、婚姻関係は破綻していると判断される可能性が高く、慰謝料請求は困難となるでしょう。

家庭内別居は別居とみなされる?

家庭内別居の定義はあいまいで、「寝室が別」「会話がない」などでは、夫婦関係が破綻しているとまでは判断されない可能性があります。

民法においては、「夫婦は同居し互いに協力し扶助しあう義務がある」とされています。

したがって、生活費が支払われなかったり、食事の用意がされなかったり、協力がないということになれば、「別居」と認められる可能性が高くなります。

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