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コラム

「施主支給」は本当に得なのか?

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2015年2月15日 / 2015年8月10日更新

トータルで得になるか考えましょう!


「施主支給」とは、施主様が自分で商品を仕入れ、工事を工事店や職人に依頼する分離発注のことです。

最近はキッチンやユニットバスまでインターネットで買える時代になりました。
インターネットは確かに商品を安く買えますが、トータルで考えたとき本当に得をするのでしょうか?

工事をご自分でされるのであれば商品を安く買える分、得だと思いますが工事を工事店に依頼されるのであれば、一概に得だとは言えません。


工事費の話で言えば、「商品+工事」と「工事のみ」とでは「工事のみ」の方が割高になります。
それは商品にも少なからず利益が含まれているため「商品+工事」の方が工事費を抑えることができるからです。

基本的には私も施主支給はお断りをさせていただいていますが、以前は施主支給をお請けすることもありました。
それは商品を買ってしまっているのにどこも工事を受けてくれないと困ってのご相談だったからです。

なぜどこの工事店も「工事のみ」は嫌がるのでしょうか?
「工事のみ」は利益が少ないからでしょうか?
実はそんなことより大きな問題があるからです。
それは故障などトラブルが発生したときにもめる原因になりやすいからです。

例えば給湯器が故障した場合、通常施主様は工事店に連絡されると思います。
「商品+工事」で請けてた場合は工事店は全責任を持って対応しますが、「工事のみ」の場合はそれが本体が悪いのか工事が原因で故障したのかわかりません。
工事店もとりあえずは施主様宅に来て故障の原因を探します。わからない場合はメーカーのサービスに依頼する形になるでしょう。
もし給湯器本体に原因があった場合、工事店は作業の手を止めて来ていますので施主様は工事店に対して出張費を支払わなくてはいけません。
施主様は工事の可能性もあったのだから保障をしたくない、工事店は責任のないことで呼ばれたのだからその費用を保障してほしい。
これもトラブルになる原因のひとつです。
「工事のみ」の場合はどこまでが工事の責任か明確な区切りができないためトラブル回避から「工事のみ」を断る工事店が多いのです。

また、ネットでの購入は気をつけなくてはなりません。
私の経験から言えば、ネットショップ任せになるような買い方をされる施主様は、「施主支給」が逆に高い買い物になる可能性があるのでお勧めはできません。

見積もりはすべて現地調査をしないと正確な見積もりはできませんが、ネットショップで商品だけの購入する場合、ネットショップも写真でしか判断することができませんので、正確な見積もりができていないことがあります。

実際に、部材が足りなかったことやキッチンの天板が逆だったことやトイレの排水芯が違ってて取り付けできなかったことなどありました。
ネットショップによっては梱包をあけていないのに返品できなくて追加費用がかかった施主様もおられました。
部材が足りないなど施主様側の不具合で工事が終わらなかった場合、工事店はもう一日工事に来ないといけなくなりますので、その分工事費も高くついてしまいます。


「施主支給」は知識を持って発注すれば、商品を安く買えるかもしれませんが一歩間違えば逆に高くついてしまう怖さも持っています。

トータルで考えたときにどちらの方が得になるのか、アフターフォローのこともよく良く考えて決めていただきたいと思います。

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