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堀田周郎

企業や個人が気づいていない魅力を引き出すブランディングのプロ

堀田周郎(ほりたのりお) / ブランディングコンサルタント

HAM株式会社

コラム

「伝わらせたい」が分かればブランディングが分かる

2019年7月7日 公開 / 2020年2月14日更新

テーマ:恋愛とブランディング

コラムカテゴリ:ビジネス

ブランドとは
「受け手」の心の中に生まれた価値のことであり、

ブランディングとは、
その価値を刻み込むためのコミュニケーション活動です。

今回も 恋愛にたとえて
ブランドとブランディングについて説明していきたいと思います。


ブランドの価値を決定するのは受け手側



まずは前回のおさらいです。
上図では 男の子のコミュニケーション(表情や声のトーン、発言内容、服装のセンス、態度 など)によって女の子には、以下のような魅力(価値)が伝わりました。

・外見、頭の良さといった機能的価値   
・楽しい、相性が良いといった情緒的価値
・私に相応しい彼氏、友だちに自慢できる彼氏といった自己実現的価値 



この時、彼女の心の中にめばえた
「好意的な感情」が
企業活動では「ブランド」にあたります。

企業は商品やサービスの持っている
・品質や性能といった機能的価値
・デザインや信頼感といった情緒的価値
・理想の自分の姿を表現する手段としての自己実現的価値

などを、あらゆるコミュニケーション手段を使って
ターゲットに良いイメージを伝えることでブランディングを図ります。


しかし、必ずしも企業側が意図した通りに
価値が伝わるとは限りません。

男の子と女の子の場合も
ひょっとすると彼は「信念がある」「行動力がある」というのが自分の魅力(価値)だと思いそれを彼女にアピールしたのに、彼女は男の子の外見や表面的な優しさに彼への魅力(価値)を感じたのかもしれません。

・好きになるのかどうか?
・どの程度好きになるのか?
・どの部分を好きになるのか?

決めるのは100% 受け手側です。

ですから、シャネルやヴィトン、エルメスといった
誰もが知っているブランドに対する印象も

・自分の人生そのもの
・憧れのブランド
・高品質なブランド
・高価なブランド
・興味がないブランド

といった具合に
人によって受け取るイメージは様々なものになります。

「伝えたい」VS「伝わらせたい」

広告代理店は広告宣伝を
企業から消費者への「ラブレター」にたとえて常にこんなことを考えています。

・どんなラブレターを書こうか?
・いつ、どのタイミングで渡そうか?
・どんな場所で渡せば効果があるのだろうか?
・ラブレターが届かなくなったのでたくさん渡そう
・ラブレターが届かなくなったので不意打ちで渡そう

でも、ラブレター(広告宣伝)は価値を伝える手段であって、渡す目的はターゲット(消費者)に自分(企業)の気持ちが伝わって相思相愛になることです。
 
だとしたら、あえてラブレターを出さないという選択肢もありますし、告白せずにターゲットが信頼している第三者に、自分の魅力を伝えてもらう方が良い結果につながるかもしれません。


マーケティングが
ターゲットに価値を「伝えたい」と思って行う活動なのに対して、

ブランディングは
ターゲットに価値を「伝わらせたい」と思って行う活動です。


ブランディングでは、最初のコンセプトづくりの段階でターゲットを絞り込み、思考や行動基準を調べ、どんなコミュニケーションの方法を使って どんな価値をターゲットの心の中に刻み込むのかという「ブランドの設計図」を描く必要があります。

その際の、コミュニケーションの方法は様々ですが、ブランド価値の決定権は受け手側にあることを理解し、行動する必要があります。価値を「伝わらせたい」と考えることがブランディング成功の秘訣です。

相手の感情を無視して、一方的に価値を「伝えたい」という気持ちだけで行動すると、こんな失敗をしてしまうのでご注意ください。




[今回のまとめ]
・相手の心のなかにめばえた好意的な感情が「ブランド」
・ブランドを決定するのは100% 受け手側
・ブランディングは「伝えたい」ではなく「伝わらせたい」で考える


■次回、「ブランドも恋愛も第三者からの評価が大切」に続く >>



[関連コラム]
■「ブランド」「ブランディング」とは何か?
https://mbp-japan.com/hyogo/horita/column/5028733/
■相思相愛のブランドをつくるために必要なこと
https://mbp-japan.com/hyogo/horita/column/5029159/

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