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コラム
光触媒塗装「ハイドロテクトコート」のメリットとデメリット
2015年10月12日
ハイドロテクコートの機能
外壁の塗装に使用されるようになった「ハイドロテクトコート」、名前を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、一体どのような機能を持つ塗料なのでしょうか。
「光触媒」、つまり太陽の光によって起こる化学反応により塗装表面のほこりや菌を分解する働きと、雨水が分解された汚れの下に入り込むことで、汚れを浮かせて洗い流す働き「セルフクリーン」を兼ね備えた高機能塗料です。
また、太陽の光が塗装表面に当たると活性酸素が発生し、大気汚染物質を中和し大気中から除去する機能も持っています。
名前の通り、光の力を活かしながら地球環境を改善する、現代社会には画期的な塗料であると言われています。
外壁塗装に使用するメリットとは
太陽から発する赤外線を反射する性能があるハイドロテクトコートは、建物の外壁に使用すると建物の蓄熱量と放熱量を均等にコントロールしてくれるため、夏は涼しく冬は暖かく室温を保つことができます。
耐久性にも優れていて、一度塗装をすると平均20年は塗り替える必要がないとされ、塗り替え回数を減らすことができるので、長い目で見るととても経済的であると言えます。
さらに、塗り替えまでの期間は、太陽と雨による自然の力でセルフクリーニングを継続することができますので、外壁塗装に費やす手間を省くこともできます。
色のバリエーションや仕上げパターンの豊富さ、そして、タイル・ガラス・打放しコンクリートの塗装にも対応できるなど、使用範囲が広いのも魅力の一つでしょう。
セルフクリーニング性能の中でも、空気浄化の働きに優れ、空気をきれいにすることで有名な「ポプラの木」がありますが、自然樹木の浄化機能よりもハイドロテクトコートは高い効果を発揮した実験データも報告されています。
外壁塗装でのデメリットとは
ハイドロテクトコートは優れた性能を持つ反面、汚れの状態や種類また外壁の素材によっては効果を発揮できないものも存在します。
無機質系の汚れ(錆びや黄砂など)、下地の中から染み出た汚れ(浸透系)、樹液や腐敗成分や鳥のフン、藻やカビの汚れにはあまり効果が期待できないと言われています。
壁の素材では、ブロック壁の場合、片面塗装を行うと塗膜が膨張したり剥離を引き起こしたりします。
直張りサイディングも同様に、素材自体がハイドロテクトコートに不向きのため、ブロック壁と同じ現象が起きてしまう可能性があります。
それゆえ、塗装を考える外壁の素材を把握した上で、取り入れていく必要があります。
塗料の価格は現在のところ、通常の外壁塗料に比べると1.5倍程高くなっています。また、塗料を扱うには高度な技術が必要であることと、塗料自体は認定施工店のみが扱えるので、全国的に店舗数が少ないというデメリットがあります。
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