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仕事を行う上での自分の強み・魅力の見つけ方

2023年3月12日 公開 / 2023年4月8日更新

テーマ:キャリアアップ

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

もっと仕事で成果を出したい
自分に合った仕事が他にあるのではないか…
今の仕事は嫌いじゃないけど、もっと自分らしい仕事の仕方がしたい


   
という様に、仕事をする上で「今よりもっと…」という思いを持っていらっしゃる人は多いのではないでしょうか?
会社組織で働く上でも、起業する場合においても、自分自身で自分の強み、魅力、特長を理解しておくという事は、お客様獲得の強い武器になりますし、それぞれの業界の中での認知度の向上にもつながると思います。
また部下指導をする上でも、部下の強み、魅力、特長を理解する事が出来れば、部下に合った仕事の仕方をアドバイス出来ますし、成果にも導きやすくなります。

今回は私が人材コンサルティングや個別のキャリア面談を行う場合に使用している考えて方の一つをご紹介させて頂きます。



強み・魅力・特長=①スキル(+)×➁人格(±)+③経験(+)


①スキル:アップデート的に身につけていくので(+)で表現
それぞれの業界、職種において最低限必要となるスキルがあると思います。
また身につけた方が仕事の効率が上がるモノや、独自性を生み出しやすくなるスキルもあると思います。
ご自分の思い描く未来を手に入れるためには、自分の顧客となる人達が「どの様なニーズを持っているのか」そして「今後どの様なニーズを求めると思うのか」を予測して、常に新しいスキルを身につけていく必要があると思います。

➁人格:メンタルの浮き沈みも関わってくるので(±)で表現
心理学では、生まれながら本能的に持っている気質+後天的に見つけていく気質で性格が作られるので、後天的影響により性格は変化すると考えられています。
この考え方をより分かりやすく説明して頂いているのが、京セラ創業者の稲盛和夫さんです。稲盛和夫さんは、「性格+哲学=人格」と表現されおり、この場合の性格が生まれながら本能的に持っている気質にあたり、哲学が後天的に見つけていく気質にあたります。
同等程度のスキルの人でも、どの様な人格の人なのかによって、成果の出方は変わってきます。
強み、魅力、特長の向上には人格が大きな要素を担っているといえます。

③経験:どの様な経験でもプラスに転換できるという考えから(+)で表現
幼少の頃からどの様な事に興味関心を持ち、どの様な事に取り組んできたのか
また学生生活の中で、どの様な役割を与えられ、その中でどの様な事に気づいてきたのか
など、仮に双子で同じ様に毎日生活をし、同じ習い事をしていたとしても、そこで得られている経験は一人ひとり異なるはずです。
この経験が人の魅力に厚さを出していると思っています。
例えば、「自分探しの旅に出てくる」と海外に行かれる人がいます。実際私の友人や知人でその様な人がいました。
私の知る限り、自分を探し出せて帰国した人は一人もいないのですが、自分をバージョンアップさせて帰国してきた人は多くいます。
つまり自分の原点を見つけるのではなく、今の自分に海外での経験が加わり、人間的に大きくなって帰ってきているという事です。
これは決して海外に行かなければ手に入らないわけではありません。
今の環境で、今までと変わらない日常を送っていたとしても、経験というバージョンアップは可能です。
様々な出来事の中で、自分は何に気づきどの様な事を感じたのか、そこに目を向ける習慣を身につけられれば、自ずとバージョンアップは行えます。


強み・魅力・特長=①スキル(+)×➁人格(±)+③経験(+)  の具体例
私、藤田の場合では
①スキルとして
コンピューターのシステムをつくり上げるスキルは持っていませんが、頭の中にあるイメージを伝えるスキルがありました。また頭の中にあるイメージを数値化するスキルもありました。
➁人格として
物事を論理的に捉える事がやや得意である事と、負けず嫌いで、諦めが悪いところを持ち合わせています。
③経験として
子供の頃から人の感情に興味があり、大人になるにつれ心理学の本を手にする様になり、やがて心理学的な解釈を行う様になっていました。
以上、お伝えした ①スキル ➁人格 ③経験 を通じて、ヘアケアマイスターという美容業界の中で行われている試験制度の最終試験『ヘアケアマイスター2次試験』のテキストとその中で使用して頂いている自己分析システムを構築させて頂きました。
そして、これが現在の私のコンサルティングを行う上での強みの一つになっています。


最後に
お伝えさせて頂きました
強み・魅力・特長=①スキル(+)×➁人格(±)+③経験(+) 
の中の、
“『➁人格』が自分ではわからない” と言われる事が多いのですが、先程お伝えさせて頂きました自己分析システムを使用して頂くと、人格に当てはめて頂ける内容が出てくると思います。
自己分析システムは、弊社ホームページの「人材育成サポート」の中の「人材育成サポートコンテンツ」の最下部に記載している「コミュニケーションタイプ分析セミナー」の項目の「URL」からログインして頂けます。
ログインには「ユーザー名」、「パスワード」が必要となりますので、同項目に記載しておりますユーザー名、パスワードにてログインを宜しくお願い致します。
ログインして頂きましたら、分析方法の説明が記載されております。
説明ページの末尾迄進んで頂きますと、「コミュニケーションタイプ分析を行う」というバーがありますので、そちらから分析ページへと進んで下さい。
理想や願望を踏まえてお答え頂くとエラーが出る可能性が高くなりますので、お答え頂く際は、「周りの人からどの様に言われる事が多いか」を判断基準にして頂ければと思います。
繰り返しエラーが出る方は、あなたの事をよく知っているご家族やお友達があなたに代わってお答え頂く事をお勧め致します。

自己分析システムにより「人格」の理解を深めて頂く事が出来れば嬉しく思いますが、何よりも、ご自身の“強み”・“魅力”・“特長” を明確にして頂き、その結果「充実した仕事の仕方」を見つけ出して頂ける事を願っております。

この記事を書いたプロ

藤田佳孝

美容室の人材コンサルティングと心理カウンセリングのプロ

藤田佳孝(Gems Consulting Office 株式会社)

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