藤木暢也プロのご紹介
声楽家などの声帯のトラブルに、声楽に精通した医師が治療と並行して発声法をアドバイス(3/3)
カラオケやクラブ活動など、大人にも子どもにも起こりうる声帯の不調
アナウンサーや教師、僧侶、販売員など、さまざまな職業の人にも注意を促す藤木さん。クラブ活動で掛け声を出す機会の多い子どもも、気づかない間に声帯を傷めているケースもあると言います。
「喉の奥にあり、自分では実状をつかみきれないので、なかなか異変を察知しにくいと思います。少しでも違和感がある場合はまず受診を。早め早めの手当てが肝心です。これは、どんな病気にも共通して言えることですね」
上記以外の職に就いていても「カラオケが好き」「バンドでボーカルをしている」など、どんな人にでも起こりうる声帯の不調。「成人であればお酒を飲んで、声を張り上げるといった状況もあり得ますよね。飲酒を伴うと喉が乾燥します。傷ついた部分が悪化し、症状が進むこともあります。また風邪をひいて声が嗄(か)れることはありますが、1~2週間を過ぎても調子がおかしいようであれば、声帯の異常を考えてもいいでしょう。セルフケアとしては、長時間のおしゃべりや大声、強い発声を控えるようにしてください」
ザラついた話し声、息漏れ、言葉に力が入っていない、あるいは力が入り過ぎることによるかすれなど、藤木さんは長年の経験と知識から、声を聞いただけでもある程度の症状が推測できるプロフェッショナル。
「声は限りある資源だということを忘れずに、日頃からいたわって生活してください」と話してくれました。
(2012年6月 現在)
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