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髙岡恭平プロのご紹介
無垢材を使った「森林浴リフォーム」で体と環境に優しい住空間を(3/3)
戸建て住宅の一部屋をリフォームして耐震・断熱シェルターに
大手住宅メーカーで20年以上にわたって営業職として勤めた後、2002年に独立。2011年10月に「森林浴生活株式会社」を設立し、高断熱リフォームに取り組みはじめた髙岡さん。やがて、建築や医学などの有識者、実務者でつくる「(一社)健康・省エネ住宅を推進する国民会議」の存在を知り、その理念に共感して入会。同会からの提案は国土交通省に採用され、健康と住宅に関する調査研究や啓発をしていく「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業」を2014年度から展開しています。
「今後は、災害対策リフォームにも力を注いでいきたいですね。戸建て住宅の一部屋だけをリフォームして耐震・断熱シェルター化する研究も開始しました」。建物の一部屋を耐震補強することで、地震や台風など思わぬ災害から家族の命を守ることができるようになると力強く話します。
「親の介護のために会社を退職する『介護離職』が大きな社会問題になっていますが、子世代の生活を守るためにも、高齢者の健康寿命を伸ばす必要があります。耐震・断熱シェルター化した部屋は冬暖かく夏涼しい。高齢者が快適に過ごせるので、在宅介護用の療養ルームにも適しているんですよ」
「木の家で暮らすことは、森林浴をしながら暮らすこと」とほほ笑む髙岡さん。これからも無垢材の特性を生かした商品開発を通じて、さまざまな住宅の問題を解決してくれることでしょう。
(取材年月:2018年12月)
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