マイベストプロ神戸
  1. 女子高生の部屋の整理収納。捨てられない服や雑貨の片付けのコツは?神戸市西区K様邸実例
遠藤亜紀

「活かす片づけ」で暮らしと仕事を活性化させるプロ

遠藤亜紀(えんどうあき)

収納工房CozyStyle神戸

お電話での
お問い合わせ
080-4026-1900

コラム

女子高生の部屋の整理収納。捨てられない服や雑貨の片付けのコツは?神戸市西区K様邸実例

2018年7月4日 公開 / 2018年7月5日更新

テーマ:整理収納のアイデア

女子はかわいい雑貨が大好き。それは、かつて女学生だった昭和生まれも、JKという称号を与えられた平成生まれも同じ。かわいいモノを見つけるとついつい買ってしまいたくなる女子の習性は、今も昔も変わりません。

ですが、片付け作業において、溢れる雑貨はなかなか手ごわい相手。特に実用性が高いわけでもなく、かといってすごく思い入れのある品でもない。量が多ければ多いほど、使うにも飾るにも限度がある。ただし、使ってないからといって捨てることもできません。使う、使わないにかかわらず、ただ所有しておきたいのが「かわいい雑貨」なのです。

モノは暮らしを便利にするためにありますが、同時に豊かにするためにも存在します。それらが家にあることで気分がアガるのであれば、それはその人にとって必要なモノ。使っていないからといって捨てるべきではありません。

ただし残念ながら、モノが多ければ多いほど暮らしにくくなるのも、これまた事実。それが、ただ単に持っているだけの雑貨類となると、ますます散らかりやすく片づけにくくなります。そこを解消するためには、ただ何となく持っているだけではダメ。しっかりとした基準のもと、モノをきちんと分け、収納をしっかり作る必要があります。

捨てられない事情のある部屋


この部屋の住人は、雑貨が大好きな女子高生です。

片付け 整理収納 子供部屋

お母さまが「文房具オタク」と称するほど、かわいい文房具が所狭しとしまわれていました。実は、当のご本人はただいま海外に留学中。数週間後に迫った帰国を前にして、きちんと片づいた状態にしてお嬢さんを迎えたい。部屋に積みあがったモノを片づけて、そこにベッドを置いてあげたい。そんなお母さまの思いから、一緒に片づけることになりました。

片付け作業では、まずモノを分けることから始めます。通常の作業であれば、モノの持ち主であるご本人と一緒に要/不要を分けるのですが、今回はその持ち主が不在です。ということは、ほとんどのモノは取っておく必要があるということ。帰国後のお嬢さんが不要と判断するまでは、とりあえず必要なモノとして扱わなければなりません。「使うかもしれない」という前提のもと、「要/不要で分ける」という最初のステップは軽く済ませ、次の工程に進むことにしました。

「一にも二にも分別から」―モノを分ける基準はコレ!


整理のコツは、とにかく分けること。分けることで、モノにいろいろな顔が見えてきます。その顔を見極めることが、使いやすい部屋づくりのカギとなります。ただしその分け方は、そう単純ではありません。中途半端に終わらせていては、分別させたところで大きな効果は得られないでしょう。

たとえば、食器棚の中。種類別にまとめることで満足し、片づけをそこで終わらせてしまうことが往々にしてあります。お椀はお椀、お皿はお皿、コップはコップ…というように。一見すると、スッキリ整理された印象になりますが、その分け方だけで使いにくさが改善されることはありません。

では、何を基準に分けていけばいいのでしょうか。それは、「使用頻度」「所有目的」「必要数」です。その3つを判断基準にモノを分けていけば、今まで見えていなかった「モノの状況」が見えてきます。あとは、それに沿って収納場所を決めていくだけ。それにより、使いやすさを手に入れることができるのです。

今回、部屋のモノは、大きく分けて衣類と小物の2種類。それぞれを例にとり、モノの分け方と収納場所の決め方を見ていきましょう。

「分ければ見える、服のウラ事情」―モノを分ける理由はコレ!


このお部屋にはクローゼットがなく、代わりに押入れと床の間がありました。

片付け 整理収納 子供部屋

服はタンスに収納されていましたが、圧倒的に容量不足。入りきらない服が、大きな衣装袋に入れられ部屋の隅に置かれていました。

片付け 整理収納 子供部屋

そこで、押し入れや床の間をクローゼットとして使い、服の収納場所とすることにしました。

帰ってきた娘さんが着るであろう使用頻度の高い服を、押入れや床の間に作ったクローゼットに収めます。着る服に関しては、オンシーズンを「掛ける収納」、オフシーズンを「畳む収納」とすることで、使いやすくできます。帰ってきた娘さんの荷物を入れられるよう、空の引き出しも用意し、ひとまず着る服に関しては問題なく収めることができました。

片付け 整理収納 子供部屋

(詳しい押入れクローゼットの作り方は、こちらをご覧ください
コラム「ちょっとした改造で、押入れがクローゼットに!服収納の

問題は、それほど登場しない服。もっと言ってしまえば、「おそらく着ることはそんなにないけれど捨てることはできない、使用頻度の低い服」です。それを「服2軍」というように、単純にまとめ収納することもできますが、それでは今後活かせる可能性が低くなります。その中の何かが役に立つ状況になったとき、そこにあることを思い出せなかったり、見つけ出せなかったりするからです。その結果、タンスの肥やしは増えていく一方になります。

それを避けるため、「所有目的」をはっきりさせます。服をとっておきたい理由、捨てられない理由を突き詰め、それに沿って服を細分化させていくことで、「ただ所有しているだけ」になることを防ぎます。

お母さまのお話をよく伺うと、それらの服を取っておくと判断していたのは、娘さんではなくお母さまであることが分かりました。そこで、徹底リサーチ。「どういう理由で持っているのか」「今後どうしたいのか」を探りながら、所有目的を確認していきます。

1.柔道着やスクール水着など…もう使わないだろうけれど、高校を卒業するまでは一応保管しておきたい
2.イベントのTシャツ…記念なのでとっておきたい
3.浴衣…頻度は少ないけれど、着ることはあるので保管
4.お母さまのおさがり…いつか娘が着てくれるかもしれないからとっておきたい
5.小さかった頃の娘さんのお気に入りの服…いつか孫ができたときに、できれば着せたい
6.そんなに娘さんが着ていない服…娘さんでないと判断できないので、とりあえず保管しておきたい

このように、使用頻度の低い服にも、突き詰めればいくつもの異なった所有目的があることが分かりました。

たとえば、1の柔道着や水着。高校を卒業するまでの期限付き保管であることが分かりましたが、分けていなければ、おそらく卒業した後もそのままここに残ることになったでしょう。

また、6の孫に着せたい子ども服。最初は、思い出の品だからとっておきたいというお話でした。ですが、娘さんに着せたいお母さまのおさがりが出てきたことで、娘さんの服もお孫さんに着せたいと思っていることが判明。「思い出の品」として保管するのと、「おさがり」として保管するのとでは、所有目的が全く違います。思い出の品であれば、お子さんの作品などと一緒に保管できますが、未来のお孫さんの服となるとそこには入れられません。今後活かされる可能性が出てくるからです。

このように、「どうしてそれをとっておきたいのか」を突き詰めることで、そのモノの理想の未来像が見えてきます。保管するモノは、その姿に沿って分別しておくことで、将来、目的通りに活かせる可能性が高くなります。結果、タンスの肥やしを減らすことにもなるのです。

(詳しくは、こちらをご覧ください
コラム「いつか使うかもと取っておいたモノが活かせる、とってお
コラム「いつか使うかもの〈いつか〉は絶対来ない」という発言の

3の浴衣は「現役選手」として、1/2/4は「保管管理のモノ」として、それぞれたんすに保管、6は娘さんの「取捨選択待ち」、5は他のおさがり(おもちゃやゲームなど)とともに「いつかの孫グッズ」として別保管することにしました。

「しまう込むことが死蔵品の始まり」-収納の正しい目的はコレ!


さて次は、文房具にはじまった小物類のあれこれ。前述のとおり、要/不要の判断ができる娘さんが不在のため、ほとんどのモノは「いる」と仮定しての作業です。先ほどと同じく、「使用頻度」「所有目的」「必要数」に沿って分別。すると以下のような状況が見えてきました。

1.今後使うことはないと思われるが、保管する必要のあるモノ
2.今後使う可能性があると思われるモノ(使って欲しいと思うモノ)
3.全ては使わないが、一部出しておく必要があると思われるモノ

1に当てはまるモノは、ランドセルやお絵描き教室の作品などの思い出の品。アルバムなどの写真類。それから、すでに終了している教科書や書き終わっているノート。そのほとんどがメモリーです。それらに関しては、出しやすくする必要はありません。ただ、今後も増えていく可能性はあります。メモリーと判断したモノを投げ入れられるカゴを一つ用意したうえで、保管するモノは全て押入れの奥にしまっておくことにしました。

片付け 整理収納 子供部屋

2は、大好きな文房具や集めているご当地キーホルダーなどのコレクション。ノートやファイルなどの学用品ストック。好きなアイドルのグッズ等々。

片付け 整理収納 子供部屋

これらもメモリー同様、あまり使用頻度の高いモノではないかもしれません。可愛いから買ってみた、コレクションしているから買ってみたというモノだからです。ですが、できれば今後はここから使っていってもらいたいモノ。しまい込んでしまえば、せっかく持っているモノを活用せずに、また新たに買ってしまう可能性が出てきます。そこで使用頻度は低くても、見つけやすいようあえて机周りに収納しました。

片付け 整理収納 子供部屋

3の対象となるのは適正量を超えたモノ。ハンカチ、ハンドタオルや一部文房具。必要数だけ出しておき、その他はストックとして保管。また、鉛筆や絵の具、折り紙やシールなど、もう使わないとお母さまが判断した文房具は、まとめて乳児院に寄付することにしました。

数日後、空いたスペースにベッドを搬入。お嬢さんの帰国に、無事間に合わせることができました。

片付け 整理収納 子供部屋

この事例は、「捨てられない」という制限のもとでの片づけ作業でした。ですが、分けることでここまで改善が可能です。捨てられないモノは、持っておきたい理由をよく考え、それに沿って分けること。それにより、モノは整理され、できる限り活かされます。捨てられないモノの理想の未来像を想像しながら、片づけ作業を進めましょう。

2018年7月16日「生き活セミナー」開催!


「終活」より「生き活」!
これからを生きるための準備をお勧めしています。

「住みなれたわが家でずっと暮らすために、今からできる10のこと
【50代からの生き活 10の準備】」セミナー開催いたします。

片付け 整理収納 生き活

これからの暮らしが気になる方、
ご実家の片付けが気になる方、
入場無料ですので、お気軽にお越しください!

JR/山陽電鉄「明石駅」下車 徒歩3分 ウィズ明石7階 学習室701にて
詳しくは、078-911-0255(担当小野)まで。

「生き活」コラムご参照ください。
コラム「終活より生き活!実家の片付けは【親の暮らしを守るため

片づけが気になっているあなたへ


収納工房CozyStyle神戸のHPは、見るだけで楽しい情報盛りだくさんのサイトです!
いちど覗いてみませんか?
収納工房CozyStyle神戸のHPはこちらから

収納工房CozyStyle神戸は、「終活」より「生き活」!
これからを生きるための準備をお勧めしています。
50代からの「生き活プロジェクト」はこちらから

収納工房CozyStyle神戸は、「捨てる」前に「活かす」!
「もったいない」「いつか使うかも」の気持ちを大切にします。
「活かす片づけ」はこちらから

収納工房CozyStyle神戸の片づけは、「見た目スッキリ」だけで終わらせません。
「便利に勝る収納ワザなし」がモットーです!
「片づけサポートサービス」はこちらから

収納工房CozyStyle神戸のセミナーは、「工夫」と「アイデア」のてんこ盛り!
片づかない悩みを取り上げ、ひとつひとつ解決していきます。
「片づけセミナー」はこちらから

この記事を書いたプロ

遠藤亜紀

「活かす片づけ」で暮らしと仕事を活性化させるプロ

遠藤亜紀(収納工房CozyStyle神戸)

Share
関連するコラム

遠藤亜紀プロのコンテンツ