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コラム

SNSで見かける美しい収納を真似ても片づけられない、ふたつの理由②

片づけのコツ

2018年4月5日 / 2018年7月4日更新

真似ても片づかない理由  その2「熱量が違う」


SNSを見て美しい収納を真似るのは、それほど難しいことではありません。投稿には収納グッズの購入先まで明記してあることが多く、それは大抵、日本全国津々浦々どこにでもあるお店の商品です。たとえそうでないにしても、いまどきはネットで簡単に入手できます。あとは、投稿と同じことをすればいいだけ。片づけが苦手という人であっても、ここまでは問題なくできるはずです。

ですが、作ったあとの維持はそう簡単ではありません。見栄えを意識した収納は、機能性重視で作られた収納より、維持するのにひと手間多く必要になることがあるからです。収納の様子を載せる投稿者は、そもそも収納や片づけが好き。そこに、SNSに載せるという動機づけが加わることで、その思いはさらにアップしています。片づけが苦手、または嫌いという人とは、美しい収納づくりにかける熱意が違うのです。だから、普通であったら面倒くさいと思う手間を、それほど苦と感じません。それよりも、見栄えを優先したいのです。

たとえば、見栄えのいい収納に使われる100均アイテムに、ファイルケースがあります。

片づけファイルケース

引き出しの中の細々したモノをファイルケースに立てて入れると、ばらばらになっていたモノをひとまとめにできるうえ、スペースが有効に使えます。そして何より、ごちゃごちゃ感をかき消すことができます。ラベルの貼られたファイルケースが整然と並んだ引き出しは、こんな暮らしがしてみたいと思わせるには十分です。

その使い方のひとつとして、小さめサイズのファイルケースに、薬や絆創膏を個々に詰め替えるというアイデアがあります。

確かに引き出しを開けた印象は、薬がパッケージに収められているよりかなりスッキリとした印象。同じケースがずらりと並んでいる景色は、見ていて気持ちがいいでしょう。ですが、たとえば絆創膏が1枚欲しいと思ったら、ケースを取り出しふたを開けないと取り出すことができません。薬を服用しようと思っても、ケースの裏に説明書きがないので、中に備えてある(だろう)説明書を開いて読むまで分かりません。移し替えたときに薬を入れ違えることだってないわけじゃなく、誤飲の可能性も高まります。服用前の確認が、今までよりも大変になります。

薬収納
ふたのない箱に絆創膏を入れていれば、必要な時にサッと取り出すことができますし、箱のまま薬を保管しておけば、「のどが痛い」「お腹が痛い」となったとき、取り出した箱の裏を見るだけで必要な情報を得られます。


家計簿とともに日々溜まるレシートを、ファイルケースにストックしておくというアイデアもあります。

確かに一緒に保管しておけば、レシートが行方不明になることもなく、ケースを取り出すだけで家計簿付けに必要なモノがすべて揃います。ひとまとめになっているので、見た目もきれい。ですが、毎日出てくるレシートを、しまうのは面倒くさそう。いちいちファイルケースを取り出しふたを開け、その日のレシートをしまう必要が出てきます。

それよりは、家計簿の隣にフタのない箱を置き、放り込めるようにしている方が楽かもしれません。
家計簿収納


細かく仕切られている小分けボックスも、よく登場するアイテムです。
片づけ小分けボックス


たとえば靴下。


区切られた枡に一足ずつ収まっている収納は、ブティックを思わせる美しさ。履くときも、サッと選び出すことができます。ですが、しまうのはかなり大変そう。一つひとつきれいに畳んで枡に入れ込む必要があるからです。

また、枡ではなく、列で仕切られた収納を利用するアイデアもあります。これならば、枡よりラクにしまえそう。ですが、取り出すときに、お目当て以外の靴下までつられて付いて来てしまいそうです。結果、片手で周りを抑えながら、欲しい靴下を取り出すことに。一足取り出したすき間のせいで、周りが倒れることにもなるでしょう。



ペアをしっかり組んだうえでカゴに無造作に放り込むだけなら、カンタンにしまえ取り出すのも手間いらず。見栄えさえ気にしなければ、何ら問題はありません。



もっと細かく仕切られたボックスに、お弁当グッズなどをきれいに収納している投稿も、よく見かける収納ワザのひとつです。

いろいろな種類のカラフルなピックなどを色別に分けて収めている写真は、一緒くたになっているよりずっときれいだし、取り出しやすいように見えます。ですが、実際は横倒しになっているピックを狭い枡からひとつ取り出すのは、大人の太い指ではちょっと大変。おまけに、収納時一つずつ色を選別しながら戻す手間まで強いられます。


実は、混在しているモノの中からお目当ての色を見つけることは、そんなに大変なことではありません。色という分かりやすい特徴が、混在したモノの中から大きく自己主張してくれているからです。それよりは、色分け収納を維持し続けるために、いちいち選別しながら戻すことの方が大変。必ずしも、見た目の美しさが便利に直結しているわけではないのです。

ですから、いいと思えるアイデアに出会ったとき、安易に飛びつくのは避けましょう。「これを真似したときに、自分はどのように作業することになるのか」と考えます。想像力を働かせ、使う時から戻す時までの行動をしっかり検証するのです。そして、「これなら自分でも続けられる」と判断できるアイデアだけを採用し、一つひとつ家の不便を解消していきましょう。

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