まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ神戸
遠藤亜紀

「活かす片づけ」で暮らしと仕事を活性化させるプロ

遠藤亜紀(えんどうあき)

収納工房CozyStyle神戸

お電話での
お問い合わせ
080-4026-1900

コラム

収納を見直すことで収納量を増やしてみよう!神戸市東灘区Hさま邸押入れ/子ども部屋片付け実例

整理収納のアイデア

2017年7月5日 / 2018年4月21日更新

昨今の片づけの常識は、「今使っていないモノは捨てる」こと。捨てられる策を練りながら、片づけを進めていくのが主流です。ですが、本当にそうしなければ片づかないのでしょうか。

もちろん物理的に収められる量は決まっていますから、それを超えたモノに関しては処分する必要があります。ですが、もしスペースに余裕があるのなら、必ずしも今使っていないからといって、無理に捨てることはありません。言うまでもなく、空いたスペースに保管できるからです。全く使い道の思いつかないモノならともかく、「いつか使うかも」と思えるモノであれば、取っておけばいいでしょう。

また、比較的収納が少ない場合でも、工夫することである程度収容量を増やすことができます。心を痛めながら処分したり、それができないからと片づけをあきらめたりする前に、現在の収納を見直すことで収納量を増やすことを考えてみましょう。片づけの目的は、捨てることではなく暮らしやすくすること。モノが多くても、使っているモノが取り出しやすく使いやすく、なおかつ、全てのモノがきちんと収まっていれば、目的は果たせます。収納を改善し、それでも収納しきれないモノがあれば、その時に処分を考えても遅くはありません。

今回ご紹介する実例は、神戸市東灘区のH様邸。マンションにご家族4人で暮らされています。暮らしにくく散らかっている原因は、モノが多いだけではありません。収納スペースが最大限に活かされておらず、そのシステムがきちんと機能していないことにあります。

押入れを見てみましょう。



押入れは、家の中の収納スペースにおいて、かなりの収納量を誇るキーステーションともいえる場所です。大抵、どの家にもひとつはあります。ところが、押入れはもともと布団を収納するために作られているので、奥行きが深く棚板がありません。ほぼ、ただのだだっ広い空間。使いこなすにはそれなりの工夫が必要です。



この家の場合、一番の問題は押入れの前に棚が置かれていること。そのために、押し入れ内の収納ケースの引出しが開きません。これでは、収納ケースを置いている意味がなく、ただの場所塞ぎにしかなりません。



また、大きさの違う収納ケースを重ねたり、紙袋に詰めたモノが適当に置かれていたりするため、空間がうまく活かされていません。そこで、その辺りを重点的に改善します。



まず最上段ですが、ここは使いにくい場所なので、普段必要としないモノを収納します。ここにある布団は普段使いではないので、その収納に充てました。

中段は、いってみたら特等席。いちばん取り出しやすい場所になります。サイズの合った収納ボックスを目線の高さまで置き、よく使うモノを入れました。

下段には、前後に同じキャスター式収納ケースを全部で4つ収め、前にシーズン中の服、後ろにシーズンオフの服を収納しました。キャスターがついているので、ボックスを前後入れ替えることで衣替えができるようになっています。一見使いにくそうな高さですが、キャスターを利用することと、小さいお子さんの服を着せるには、座って作業するほうが便利である点から、下段を子ども服の収納に使うことにしました。

最大の問題だった押入れを塞ぐ棚も移動させ、全てのボックスが開けられるようになり、その機能を回復させることができました。

次に、廊下の収納を見てみましょう。



まず目につくのは、棚板の高さと収納されているモノの高さが合っていないために、ムダな空間が生まれていること。また、この写真からは分からないのですが、左側の壁の後ろも収納になっています。奥まっているためうまく使えず、モノが入ったまま放置されている状態でした。ここも、工夫をすることでかなりの収納量が見込める場所です。



そこで、まず収めるモノに合わせ棚板を上に移動させ、ムダな空間をなくしました。それにより空いた下のスペースに、キャスターを取り付けたカラーボックスを3つ投入。真ん中のボックスを手前に引き、左側からもうひとつのボックスを引っ張り出すことで、隠れたスペースをくまなく使うことができます。右と真ん中のボックスにはよく使うモノを、引出す必要のある左側の棚にはストック類を収めました。



また、上段の左側にカゴを置くことで、奥のモノを取り出す際にカゴひとつ移動させることで取り出しが可能となりました。奥に何が入っているかは、全てラベルにて明記。収めたまま放置されることを防ぎます。

これにより、今まで活かせてなかったスペースがフルに活用できるようになり、収納量をかなり増やすことができました。

最後に、子ども部屋を見てみましょう。



子ども用ベッドの下に、高さ1メートルほどの空間があります。そこになるべくたくさんのモノを収納するべく、奥の壁に沿って大小さまざまなモノが置かれています。ところが、この空間は高さがなく、大人の身長では潜り込みにくい。結果、殆どものモノが使われないままになっていました。



いちばんもったいないのが、ベッドについていた洋服ダンス。奥にあるために活用されず、タンスに収められない服がそこかしこに引っかけられ部屋中に溢れていました。



そこで、まずは収納するモノの見直しをします。

キャンプ用品や季節の飾りモノなど、日常使わないモノの収納場所として使うことに。そして、ベッドに沿って手前に洋服ダンスを持ってきます。その隣には、シーズンオフの服を入れた収納ボックスを設置。着替えも衣替えも簡単にできるようになりました。

このように、収納スペースは工夫をすることである程度増やすことができます。その上で、普段使っているモノは使いやすく、保管しておくモノは分かりやすくしておけば、生活上何の問題も起こりません。捨てることだけにとらわれず、スペースやモノを活かすことも、片づけの手段のひとつと考えましょう。

「活かす片づけ」で暮らしや仕事を活性化させます。
収納工房CozyStyle神戸
HPはこちらから!
https://cozystylekobe.jimdo.com/

この記事を書いたプロ

遠藤亜紀

遠藤亜紀(えんどうあき)

遠藤亜紀プロのその他のコンテンツ

Share

遠藤亜紀プロのその他のコンテンツ