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遠藤亜紀

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遠藤亜紀(えんどうあき)

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コラム

散らかった部屋の片づけ。どこから手をつけるべきか悩むあなたへ。

2016年1月9日

テーマ:片づけのコツ

片づけのスタート地点は一体どこ?


行き場のないモノが部屋中にあふれ、それらが堆積してできた山に囲まれる日々。片づけたい気持ちはあるが、どこから片づけていいのかわからない。そう途方に暮れ、気になりながらも現状のままやり過ごしている人は少なくありません。

もし、片づけのスタート地点さえ分かれば、片づけに対して前向きになれるのだとしたら、それを知っておいて損はありません。いえ、損はないどころか、大きなメリットを得ることに。なぜなら、片づけられていない暮らしは、その人の人生に大きなマイナスやダメージを、知らず知らずのうちにもたらしているからです。



では、一体どの場所から片づけ始めるのが最も効果的なのでしょうか。やっぱり、日頃よく使う生活スペースから?それとも一番散らかっている魔窟から?はたまた、一番マシな場所から軽くスタートするのがいいでしょうか?

よく聞くのは、モノの要不要を決めやすいキッチンからとか、簡単に終わる下駄箱からとか。まずは腕慣らしを勧められることが多いようです。ですが、残念ながらそれでは使いやすい家になることはありません。なぜなら、その片づけの視点はミクロ的であってマクロ的ではないからです。

大切なのは、マクロ視点から入ること


「木を見て森を見ず」ということわざがあります。小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえなのですが、まさにこれが、使いやすい家になりにくい理由です。

ミクロ的な視点では、家全体を俯瞰することなく、キッチンや下駄箱など家の中の一部分だけしか見ていないので、家全体を把握することができません。その結果、片づけたその場所はきれいに整えられても、そこに収納されたモノが果たしてその場所で正解だったのかは分からずじまい。もしかすると、よりふさわしい場所が別にあったのかも知れませんが、それは家を全体的に見て考えないと気づくことができません。

例えば、わが家ではキッチンの道具は必ずしも全てがキッチンに収まってはいませんし、下駄箱内に靴は一足も置かれていません。それは家を全体で見た時に、より使いやすい収納場所を別に見つけることができたからなのですが、もし下駄箱だけを見て片づけをしていたら、疑うことなく下駄箱に靴を収めていたでしょう。

ですから、マクロ的な視点から入る必要があります。よって、最初に取り掛かるべき場所はキッチンでも下駄箱でもなく、また、よく使う場所でも散らかった場所でもマシな場所でもありません。

いちばん最初に向かうのは、なんと机でした!


ではどこなのでしょうか?

実は、最初に向かうべきは机なのです。机から始めるのです。とはいっても、机ですることは片づけではありません。もちろん何も置けないほど机の上にモノが散乱しているのであれば、ノート一冊置けるだけの場所を確保する必要はありますが。それをした上で、そのスペースにノートを広げ、マクロ的な視点で計画を立てること、それが最初にするべきことなのです。



マクロ的な視点で考えるとは、家全体を見て、各部屋各収納にモノを割り振っていくことです。それを、まずは机上で考えます。つまり収納の計画を立てるのです。その工程では、部屋の目的や使い勝手や収納キャパシティ、またモノの使用頻度や使う人など、いろいろな要素が判断材料になります。したがって、必ずしもその部屋で使うモノがそこに収納されるとは限りません。

例えば、あるモノを使う場所がAの部屋であっても、そこが狭かったり収納したいモノが多数あったりでキャパシティオーバーなのであれば、それを解決させるために、使用頻度の低いモノをBの部屋へスライドさせるなど工夫をし、折り合いをつけていかなければいけません。パーツを移動させながら完成させるパズルように、様々な条件を考慮したうえで、部屋をまたいでモノの収納場所を決めていく必要があるのです。



家を建てるとき、設計図もなしに工事をスタートさせることはありません。また、部屋をひとつずつ完成させながら工事を進めていくこともありません。それと同じように、片づけにも全体的な設計図が必要です。マクロ視点できちんとした計画を立ててから、その後、それに沿って片づけ作業を勧めましょう。しっかり計画が立てられている片づけは、どこから作業を始めても、偏ったりずれたりすることはありません。



どこから手をつけていいのか分からなかったら、まずはノートを一冊手に取り、机に着き、家全体を見ながら収納計画を作成することから始めてみましょう。

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この記事を書いたプロ

遠藤亜紀

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