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遠藤亜紀

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遠藤亜紀(えんどうあき)

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コラム

テーブル上にそびえ立つ、なんとなく置いてあるモノたちの山に挑む

片づけのコツ

2015年11月8日 / 2018年4月21日更新

ダイニングテーブル上で起きている悩ましいモノの山




家の中には、片づけても片づけてもどういうわけかモノが滞っていく、吹き溜まりのような場所があります。それは、ダイニングテーブルの上やキッチンカウンターの上。かつては平地が広がっていたはずなのに、気がつけばそこに、なんとなく置かれたモノたちで作られた山がそびえたっているのです。

山は絶妙なバランスで上へ上へと伸びていき、その麓の小さい空きスペースでご飯を食べる毎日。その山を元の平地に戻したい、そう思うのであれば、まずは山ができる原因を突き止める必要があります。

山を解決するには、先ず山を知れ


山はどうしてできるのか。その答えは、積みあがっているモノをよく観察してみると分かります。

例えば、「定位置が決まっていないモノ」や「定位置に戻すのが面倒なモノ」。これらは理由が明白なので、解決も比較的簡単です。定位置が決まっていないのであれば、定位置を速やかに決めればいいし、定位置に戻すのが面倒なのであれば、収納のハードルを低くすれば解決するでしょう。

ところが、それらがちゃんとできていても、モノが溜まっていく場合があります。

山の原因は、定位置の不足や不備だけではありません。定位置はあるのだけれど、そこへ行く準備のできていない「未処理のモノ」、これがテーブルの上に山を作っているのです。ですからいくら定位置を設けても、それを解決しない限り山の増殖を止めることはできません。

未処理のモノが溜まってしまうシステムはこうです。

例えば、郵便物。夕方、帰宅とともに郵便物を家の中に持ち込みますが、その際すぐに処理をしないことがあります。なぜなら、夕食の準備やら洗濯物の後始末やら、その時間はやらなければいけないことが盛りだくさんで、猫の手を借りたいほどに忙しいからです。

返事を書く手紙、保存と廃棄に分別する手紙、シュレッダーにかける手紙など、全てをあとでやろうと、テーブルの上やキッチンカウンターの上に一旦置きます。郵便物と一緒に取ってきた夕刊だって、あとで読もうとそこに置かれ、それだけで1センチほど山は成長。

本当は、友人からの手紙は手紙入れへ、保管する書類はファイルへ、読み終わった新聞は廃品回収用袋へと、それぞれ定位置が決まっているのですが、処理待ちのためとりあえずとテーブルに置かれ、そしてそのまま放置され、それが毎日繰り返され、溜まりに溜っていくのです。



それを解決するにはどうしたらいいか。答えは一つしかありません。未処理ゆえに溜まるのだから、速やかに処理をすること。
つまり後回しをやめる。これに尽きるでしょう。

ただし、これこそ言うは易く行うは難し。忙しかったり、面倒だったり、忘れてしまったりで、その処理がなかなかできないことこそが問題なのです。ですから山を作らないようにするには、それでも処理が速やかに行われるシステムが必要となります。そのために作られるのが、仮置き場という定位置です。

仮置き場はダイニングテーブルを救う


仮置き場というと「とりあえずボックス」のような、何でもかんでもポイポイ入れられる便利な箱のようなものを想像するかも知れませんが、決してその類のものではありません。そのようなその場しのぎの箱を作ったところで、何の解決にもならないばかりか、かえって山にしっかりとした土台を作ってしまうことになりかねないからです。

では、箱でない何か特別なものを置くのかというと、やはり箱一つでいいのです。





ただし、大きく違う点が二つあります。

一つ目は、仮置き場の定義を「未処理のモノを一時保管する場所」と明確に決めること。そう定義することで、仮置き場に何かが入っている限り、自分にするべき仕事があることがわかります。これが仕事の見える化になり、処理をする行動につながります。

そして二つ目。
その箱の基本形を、空っぽの状態と決めること。なぜなら、そこは一時的に仕事を保管するだけの仮置き場だからです。箱に何かが入っていたら、早く空っぽにするよう自分にルールを課します。すると、するべき仕事を早いうちに処理し、そして本来収まるべき定位置へと移動させることができるのです。


片づけというと、すぐに収納を作るなど物理的にどうにかしようと考えがちですが、まずは自分の行動を見直すことが大切。
収納は、見直し後の自分をうまくサポートしてくれる、心強い相棒として活用しましょう。


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