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澤木久美子

「省エネルギーな住まい」を提案する建築設計のプロ

澤木久美子(さわきくみこ)

アトリエ空一級建築士事務所

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コラム

パッシブデザインとは その要素3は冬の太陽熱利用です

パッシブデザインとは?

2014年2月25日 / 2018年4月23日更新

暖かな太陽の恵みを活かす工夫が考慮されていること

冬でも、南の窓際で“ひなったぼっこ”すれば、
その心地良さに外の寒さを忘れますよね?!

太陽の熱は本当にありがたいものです。
その熱を昼間のあいだにたっぷり取り入れることができれば、
室温を20度以上に上げることが可能です。
第一条件のしっかりした断熱がされていることが前提ですが)

そして、その熱を室内の床・壁・天井などに
貯めておくことができれば(これを蓄熱と言います)、
夜までじっくりその熱の恩恵を受けることができ、
エネルギー消費も減らせる、というわけです。

こうして太陽熱をうまく利用する工夫が、
パッシブソーラーと言われる技術です。

日中の太陽熱を存分に取り入れることのできる開口部(窓など)を確保し、
その日射が当たるところに熱を貯めることが得意な素材=黒っぽくて、
重い素材(石、タイル、土、など)を使った床や壁を設けます。

日射が入らなくなった夕方からでも、
貯められた熱がじんわりと室内に放出されるので、
暖房の補助となり、省エネになるというわけです。

太陽熱を存分に取り入れる、とは言え、
ガラス張りの部屋にしてしまっては、
今度は窓から逃げる熱量が多くなって、かえって逆効果。
そのバランスが難しいところですが、
少なくとも窓(サッシ)の断熱性能は高くしておくことが必須です。

自立循環型住宅の設計手法では、必要開口(窓)面積は床面積の約20%以上、
と言われています。また方位は真南±30度以内、
もちろん、この窓に日射が入ることが前提です。

南の窓は、庇を設けておけば夏の高度の高い日差しを遮り、
冬の高度の低い日差しを取り込むことが可能ですので、
適切な深さの庇で有効に太陽の恵みを活用したいものです。
また、夏のことを考えすぎて遮熱ガラスを使ってしまうと、
冬の暖かさが得られなくなってしまいますので、
南側に遮熱タイプのガラスは使わないでください

また太陽熱利用の費用対効果で言えば、
太陽熱給湯器が断然オススメです。
かつてよく使われていた太陽熱温水器ですが、
是非見直していただきたいものです。

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