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コラム
水虫って何者?
2012年6月5日 公開 / 2014年8月1日更新
水虫って何者?
この時期になるとTVでよく見かけるのが「水虫薬」のCMですが、そもそも、水虫って何でしょう?
水虫とは白癬(はくせん)菌(きん)(真菌「カビ」の一種)というカビが皮膚に付着、侵入し、起こる感染症です。白癬菌は爪や皮膚の一部である「ケラチン」というタンパク質が栄養源。高温多湿で、ケラチンがあるところならどこにでも感染します。主に足や爪に多く見られますが、その他の部位にも感染することがあります。発生部位によって症状や呼び名が変わります。頭部なら頭部白癬(シラクモ)、顔から足の甲までなら体部白癬(タムシ)、陰股部なら股部白癬(インキン)、手白癬(テミズムシ)、足白癬(ミズムシ)、爪白癬(ツメミズムシ)となります。
白癬菌が棲みつきやすく、最も発症例が多いのが足白癬。足の指と指の間にできた水虫を「趾間型」、土踏まず、足の外側の縁にできるかゆい水ぶくれを「小水疱型」、足の裏の全体、または踵にできるひび割れを「角質増殖型」の3つのタイプがあります。足の水虫を放置していると、爪が白く濁り、厚みが増し、ボロボロと崩れてきたら「爪白癬」にもなりやすいと言われています。
水虫はうつる!!
水虫患者の皮膚や爪の白癬菌が存在し、垢となり剥がれ落ち、他の人の皮膚に付着し、侵入することで感染します。さらに、皮膚に目に見えないような傷があるだけでも感染のリスクは高まります。家族で水虫患者いるといたるところで白癬菌が潜んでいます。フローリング、カーペット、たたみ、スリッパ、寝具、特にバスマットは要注意!
家庭内感染だけでなく不特定多数の方が出入りする等温多湿な場所も要注意です。例えば、スポーツジム、サウナ、プール、公衆浴場や素足で出入りするような場所にはどこにでも白癬菌はいると思ってください。
感染を防ぐには!?
幸い、白癬菌はインフルエンザや風邪のウィルスのように強い感染力はありません。皮膚に白癬菌が付着し24時間以上放置すると菌が活発になると言われています。一日一回足の指の間、指の裏側、爪の間、踵のひび割れなどしっかりと石鹸を泡立て丁寧に洗いましょう。洗っているつもりにならないよう、手で優しく隅々まで洗います。強引にゴシゴシ洗うと肌を痛めてしまい、逆に感染しやすい肌になるので注意してください。また、皮膚が直接触れる可能性のあるスリッパなどの共有は避け、住環境はこまめに掃除しましょう。
本当に水虫?
足や手に痒い「皮めくれ」「ブツブツ」などが出来たから「水虫」とも限りません。「湿疹」「かぶれ」「細菌感染」「掌蹠膿疱」など、白癬菌以外の原因で発症することもあります。このような場合、自己判断で水虫薬を使用しても症状が改善せず、悪化することもあります。水虫かな?と思ったらまずは、皮膚科の受診をしましょう。
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