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コラム
【美味しい商品である前に、HACCPだよね!】
2021年1月4日
2021年6月1日から食品会社のHACCPによる衛生管理が完全に義務化されます。
そして、食品を取り扱う小売店や食品卸会社からの声として増えているのは、
『美味しい商品である前に、HACCPだよね。』
『御社と取引する前に、衛生管理の現状視察に伺います。』
『御社の商品は味もパッケージも良いのですが、HACCP管理ができていないので今後は取引できません。』
という声です。
この変化は、特に従業員20名以下の小規模食品会社にとっては“重大な経営危機”となりかねません。
こんにちは、小規模食品会社の衛生管理も支援しているHACCPトレーナーの伊勢です。
さて、こうした食品の安全管理に対する社会的変化の中で、小規模食品会社の経営者は「HACCP?そんなの無理だし、自分たちには関係ないでしょ」とは言えない状況になっています。
私が現在支援している従業員数名の食品製造をしている会社、あるいは家族経営の食品製造会社でも大手小売店との取引や全国で開催されている物産展への出展があるので、相手方からHACCP管理が要求されています。
もし対応しなければ倒産の危機すら起きかねないほどの売上損失となります。
そして、とても重要なことですが、危機になってから対応していては手遅れなのです。
ご相談いただいている方々のなかには、食品衛生の7S活動すらできていなかったケースもあります。当然、一般的衛生管理もできていませんでした。それなので、HACCP管理は遠い先に思えました。なので、HACCPの運用にたどり着くまでに1~2年かかることを覚悟していただきました。
もし、あなたも小規模食品会社の経営者であり、大手の小売店への出荷や物産展に出展するようなビジネスをされているのなら、すぐにHACCP導入に向けて動かなければ、HACCPに対応している同業者に仕事を奪われるかもしれません。
そこで、あなたが最初に着手することは、食品衛生の7S活動でしょう。
その次に、一般的衛生プログラムのマニュアル構築と記録表作成及び記録の開始です。
その後で、ようやくHACCPの構築と運用に進むことができます。
これは小規模食品会社の生き残りをかけた、最重要の経営方針にするだけの価値のある取り組みだと、思いませんか?
参考書籍)
食品衛生7S活動「食の安全を究める食品衛生7S:冨島 邦雄 (著)」
一般的衛生管理「現場視点で読み解くISO/TS 22002-1 実践的解釈:矢田富雄著」
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