良き理解者としてお客様の未来を一緒に考えるファイナンシャルプランナー（2/3）

信用金庫や保険会社で養った知識や経験をもとに事務所を開設

　大学を卒業後、アパレル業に従事したという大野さん。売り上げのノルマをこなすためにクレジットカードを利用し始めたことで毎月のやり繰りに苦労し、自転車操業の一歩手前までいったことも。「クレジットカードは後払いなので、手持ちがなくても会計ができます。とても便利ですが返済日は必ずやってきます。計画的に使わなければ、支払いに追われることもあるので注意が必要です」と話します。

　その後は信用金庫に転職。預金や融資・回収業務に携わり、税や金融に関する知識を身につけました。勤め先の吸収合併を機に保険事務所に移り、生命保険や損害保険の販売を通じてリスクマネジメントのノウハウも習得しました。

「信用金庫と保険代理店に勤めた23年間、多くの人が『お金』の悩みを抱えていることを痛感しました。学校でも授業はありませんし、金融機関はハードルが高いと感じる人もいます。相談できる場所が少ないので、教えてくれる人を見つけることもできません。私が過去の経験から得た知見を生かし、困っている人の役に立ちたいと思い事務所を開設しました」

　預金や保険、投資など金融商品や取引の仕組みを知らなくても、収入を得て生計を立てることはできます。そのため「よくわからないけど加入・契約した。口座から自動的に引き落とされるので、あまり意識していない」という人もいるでしょう。

「ご自身の財産を守り、育んでいくためにもお金について学ぶことが大切です。自分で判断して納得できれば、後悔することもなくなります」と大野さんは話します。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】笑顔あふれる未来をともに目指し一緒に歩めるアドバイザーでありたい

次のページへ