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住宅取得時に見落としがちな二つのポイント

2021年3月24日 公開 / 2021年3月29日更新

テーマ:住宅ローン

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 住宅ローン 審査不動産担保ローンライフプラン 相談

このコラムにたどり着いていただきありがとうございます。

ファイナンシャルプランナーの大野雅志と申します。

本州からは桜の話がちらほら聞こえてきて、気が付けば3月も終わりに近づいていますね。
北海道ではまだ雪が残っており、桜を見られるのは1か月後の大型連休前後くらいになりますかね。

さて、今回は住宅ローンについて少しお話したいと思います。なぜかというと最近住宅ローンのご相談が増えてきたからです。借換の相談もあるのですが、住宅購入(建設)の相談が多いですね。

『仮審査はOKだけど本当に大丈夫かどうか相談したい』というものが多いですね。この気持ちわかりますよね。最長35年という住宅ローン、短い方でも20年くらいにはなりますから不安になるのは当然だと思います。

今回はそのような方々の気持ちが少しでも楽になるような住宅取得を考える時の
2つのポイントを他のFPさんがあまりアドバイスしないような視点で書いてみます。

目次

・住宅は本当に必要か?
・ライフイメージを描く
・まとめ

住宅は本当に必要か?


それでは解説していきます。
住宅を取得するときの理由は

『結婚や出産を機に住宅取得を考えてもいいのかな?』
『子供が大きくなってきたので広い家に住みたい』
『年齢的に今取得しないとローンが組めない』
『金利が低いく税控除などの恩恵があるから』

というような感じのものが多いのではないでしょうか。
そのような感じでなんとなくモデルルームを見に行ったら、とんとん拍子に話が決まってという方も少なくないはずです。

ここで、最初のポイントです。
その“住宅は本当に必要か?”ともう一度ご自身に問いかけてみてください。
『必要だから買うでしょう!』と言われるとは思いますが、本当に必要かどうか考えている方は意外と少ないのではないでしょうか。

信金時代よく聞かれたのは『いくら借りられますか?』や『自己資金なしでも借りれますか』、『返済期間はどれくらいまでできますか』などです。

住宅取得は高額な買い物になります。現金で購入する方は少なくローンを組むのが通常ですが、その返済は35年、30年、25年などと超長期の返済になります。返済期間が長くなればなるほどリスクは高くなります。実は住宅ローンは超リスク商品なのです。

自動車もまあまあ高額ですが、ローンを組む場合長くても5年~7年返済です。それくらいなら、あまり考えなくても何とかなるかなりますが、35年はどうですか?

皆さんは35年前のこと覚えていますか?
35年前はまだ昭和です。青函トンネルができました。スマホどころか携帯電話もありません。電電公社と日本専売公社が民営化してNTTとJTが誕生しました。
35年はこんなに長いのです。

ですから真剣に考える必要があります。返済額や金利のこと、金利の種類、立地、間取りなどについて考えるのは“本当に住宅が必要“となった後からで十分間に合います。何度も言いますが一番大事なのは“住宅は本当に必要か?”を考えるということです。

また、本人はそれほど必要としていないのに奥さんが『“夢”だから絶対に欲しい』というパターンがあります。その場合は、ご夫婦でもう一度“住宅は本当に必要か?”と話し合いをしてください。
ローンを組むのが奥さんならいいですが、ローンを申し込むのがあなたであれば、じっくり奥さんと話をしましょう。

それと、先ほどの書いた取得理由の後ろ2つ、
 『年齢的に今取得しないとローンが組めない』
 『金利が低いく税控除などの恩恵があるから』
のような理由で取得を検討している場合は特に注意してください。

今の返済が大丈夫 ⁼ 将来の返済が大丈夫  ではありません
今の返済が大丈夫 ≠ 将来の返済が大丈夫  です。
でうから、よく考える必要があるのです。

なぜ、このようなことを書くかというと、僕は住宅ローンで失敗した人を数多く見てきたからです。信用金庫に勤めていた13年間のうちの8年間で管理回収を担当しました。その中で返済が遅れている人、住宅を手放さなければならなくなった人を多く見てきています。正確に数えたわけではありませんが最低でも100人以上と接してきました。

家を手放すことになった人は、金利が安いとか、今借りやすいといった理由で取得した方も多かったです。きっと、審査OK = 将来の返済が大丈夫ともったのでしょうね。また、今と同じ状態がずっと続くとも思っていたのでしょうね。

『あんな大きな家建てなきゃよかった』『金利が安いからって慌てて買わなきゃよかった』『建設会社の話を鵜呑みにしてしまった』『税金のこと考えていなかった・・・』などなどの話を延滞した人から多く聞きました。

金利が安いとか、今借りやすいとか、返済額が家賃と同じとか、ではなく、『なぜ、家が必要なのか?』『なぜ、その大きさが必要なのか?』『なぜ、今のタイミングで取得するのか?』などをもう一度考えてみてください。
それで、必要!となれば取得の準備をしてください。

『そんなのわからないよう・・・』という方は次を参考にしてください。

ライフイメージを描く


次に考えることはライフイメージです。
次にというか、本当はこちらが最初かもしれません。なぜなら“住宅は本当に必要か?”を考えるうえで重要なヒントをくれるのがライフイメージだからです。

ですが、一旦住宅が欲しいとなった場合、冷静に考えられなくなります。また、住宅が欲しいという人に『本当に住宅は必要か?』と問いかける人はほぼいないです。

住宅が欲しいとなったら、金融機関も建設会社もファイナンシャルプランナーも、住宅取得のために金融機関はどこがいいとか、金利はこのパターンがいいとか、頭金はいくら必要とか、ローンを組めるように全力でサポートしてくれます。それ自体悪いことではありませんが、住宅取得を前提にすべての物事を考えてしまうのはいかがなものかなと思います。

『本当に住宅は必要か?』と自分自身に問いかけることで冷静になって考える時間ができます。冷却期間みたいなものですかね。冷静になっても『住宅取得したい』となればライフイメージを考えてください。

例えば、
毎日家族で食卓を囲み笑顔で会話をして、老後は夫婦二人でゆっくりと暮らしたい。老後、子供たちは何をしているかな、老後は海が見えるところがいいとか、こんな人たちが周りにいるとイイネとか、好きなように想像してください。楽しくてどんどんイメージがわいてくると思います。

イメージがわいたら検討している住宅を当てはめてみてください。イメージにあいますか、老後のイメージにもマッチしますか?

これは、住宅が必要か?をもう一度考えるチャンスになります。その暮らしは賃貸では実現でないか?そんな風にも考えてみてください。

ライフイメージはライフプランとは少し違います。ライフプランと何が違うの?という方もいると思うので少し説明します。

ライフイメージは、簡単に言うと『こんな暮らしをしたいね』『こんな生活ができたらイイネ』などを考えて、それを実現するためにはどうすればいいのかな?と考えることです。想いの部分に焦点があたります。

ライフプランは、これから起きるライフイベントに対してどれくらい資金が必要かを計算して将来に備えます。将来『お金が足らない』とならないように計画を立てることです。お金に焦点が当たります。

想いを実現するためにはお金も必要になりますからライフプランももちろん大事です。
ですからライフデザイン ⇨ ライフプラン という順番で考えるのがよいのだと僕は考えています。

この順番で考えることで、お金以外の解決策を見つけられたり、優先順位を立てやすくなったり、より実現性の高いプランが立てられます。ライフイメージについては違う機会にもう少し詳しく書いてみます。

まとめ


今回のまとめです。
住宅取得を計画するときは立地や間取り、金融機関選びや金利などの前に『住宅は本当に必要か?』を考えましょう。超リスク商品です、考えすぎるくらいでよいと思います。

次にライフイメージを描いてみましょう。その住宅は自分のライフイメージに必要かどうか?を考えてみましょう。

このように2段階で住宅が必要かどうかを考えることで客観的な判断ができるはずです。少し面倒かもしれませんし、このようなアドバイスをする人もほとんどいないので不要と思われるかもしれません。

ですが、高額な買い物なのでそれくらいじっくり考えてもいいのではないでしょうか。

ただし、これは一つの考え方であるととらえてください。色々な考え方があります。正解はありません。自分の人生です、色々な考え方を聞いて自分に合った方法を選択してください。

もし、モヤモヤしたり、迷ったり、悩んだり、あるいは相談相手がいなかったり、そんな時は気軽にご相談ください。話すだけでもすっきりしますよ。

次回は住宅ローンを組む時の注意点をお伝えしたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたプロ

大野雅志

お金や働き方の悩みに応え未来を創造するプロ

大野雅志(FPオフィスOHNO)

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