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井島惠子

人と企業のイメージコンサルティングのプロ

井島惠子(いじまけいこ)

株式会社ブロッサム

コラム

「ことば」はやはり「言霊」

2018年9月24日

テーマ:生き方・キャリア

「言葉」の奥深さ


読書の秋
ゆっくり時の流れを感じられる季節になってきた。

今でも大好きな本の一冊が、新美南吉の『手ぶくろを買いに』だ。
その言葉が織りなすストーリーが、情景を描き、心を癒してくれた。

そして、NLP(神経言語プログラミング)と出会って、「言葉」の奥深さに興味と関心が深まった。

例えば、【良い言葉は良い影響を自分と周囲に与える】ということ。

「ことば」の影響力とパワー


脳は否定的な言い回しを理解しがたくできているので、肯定的な言葉や言い方をすると、気分も行動もいい方向に進む。
「自分の人生を豊かなものにしたい!」と云うか
「自分の人生は失敗の無い、後悔の無いものにしたい!」と云うかの違いだ。
後者の前提には
『自分の人生は失敗がありそうだ、後悔もあるに違いない』があり、そこを避けたいと思ってはいるが、前提があればどうしてもそこに目が行ってしまうのが、脳なのだ。
だから、「自分の人生を豊かなものにしたい!」とストレートに口に出来た時は、前提も『自分の人生は豊かだ』というところに目が行く。
そして、そのこだわりと努力と達成度は自ずとアップしていくという仕組みがある。

コーチングやカウンセリングでは、
クライアントに話をさせ、そこから気付きを持ってもらう。
自分の発した言葉や声は、実は、最初に自分の耳にはいる。オートクラインという。
誰かに言っているつもりでも、実は自分が最も聞いている・聞こえているという現実がある。
相手に向かって罵声を浴びせたと思っていても、一番その罵声を浴びているのは自分、と言うことになるからおもしろい。
そして、一番嫌な気分になっているのは、自分なのかもしれない。

汚い言葉と高圧的な言い方が優位に立てる、と言うのは幻


先日の朝日新聞「天声人語」は、米国の記者ボブ・ウッドワード氏のトランプ大統領の使う言葉についての話を取り上げていた。
高齢の閣僚に対し「あんたはもう盛りをすぎた」と罵倒し、シリアの大統領を殺せと興奮した日は「あいつをぶち殺そう。やるぞ。アイツらをたくさんぶち殺そう」との発言もあった。
小学生じゃあるまいし、節度がないこれらの言葉・発言が一国の大統領のものだとは思いたくない。

私たちの周囲でも、パワーハラスメントやモラルハラスメントで取り上げられる人たちの言葉とその表現法は、関係のない私たちでさえ、心が傷つき、嫌悪感であふれる。
汚い言葉と高圧的な言い方が優位に立てる、と言うのは幻にすぎない。
そして思う、「この人、自分のことを言っているみたいだ」と。

「ことば」はその人の人生さえも映し出す


人としての『品格』や『人間力』は洗練された共感力のある言葉やその言い回しの巧みさだと、特に最近感じるようになった。

言葉には品位があり、見識も伝える力がある。
例えば“敬語”というのは、その言葉だけで敬意を表せる便利な言葉でもある。

状況と自分の気持に合う、言葉を選び声にだして伝えていくべきだ。
少し太めの男性グルメレポーターが「うまいっ!」と言うのは、テレビ画面を見ていて、臨場感がある。
キレイな素敵な女性とデートをしていて、食事の時にその彼女が「うまい!」と言う。
男性ががっかりする一場面だそうだ。
こんな場面では、笑顔で「おいしい!」が素敵だと、同性の私でも思う。

言葉は一度口に出してしまうと、実は取り消しがきかない。
自身の使う言葉を、大事にしてみるのが必要だろう。

日本語は、美しくて品を感じさせる言葉がたくさんある。
言葉は文化でもあり、教養でもあると思う。

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井島惠子

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