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井島惠子

人と企業のイメージコンサルティングのプロ

井島惠子(いじまけいこ)

株式会社ブロッサム

コラム

適切な選択と判断が出来ているか

生き方・キャリア

2018年6月28日

一週間の歌


月曜日の朝は、死にたくなる。
火曜日の朝は、何も考えたくない。
水曜日の朝は、一番しんどい。
木曜日の朝は、少し楽になる。
金曜日の朝は、少し嬉しい。
土曜日の朝は、一番幸せ。
日曜日の朝は、少し幸せ。でも、明日を思うと一転、憂鬱。

仕事を持つビジネスパーソンには、なんとなくわかる一週間でもあります。
何か大変なプロジェクトの渦中に居たり、
何か目標達成までが困難を極めるような時、
こんな日々を過ごしているような気がします。

私は人材育成コンサルタントとして、
「仕事をしている以上、気分が滅入る時があるのは当然と言える。そこを乗り切れば、一つの成長だし、別の見方・捉え方が出来るようになっていくはず。
だから、困難を避けて通ることを考えるのではなく、困難に立ち向かう事の方が自分の成長になる」と言ってしまいます。
もちろん、自分の経験でもあり、一つの“常識”のように考えているからです。

若者の早期離職が気になる昨今。
おばさんの私は「歯を食いしばれ!」「がまんも必要!」「継続は力なり!」と、その状況から逃げずに立ち向かうことを勧めることが多かったのです。

自分にも、自分の大切な子供たちにも、そう言い続けてきていました。

だから、「仕事がたいへんだったら、辞めていいんだよ」などと優しく言う親には賛同できませんでした。
今甘やかしたら、この先その子はどう自律できるのか・・・そう反発していました。

『ちょっと今から仕事やめてくる』


電撃小説大賞でメディアワークス文庫賞受賞を受賞した話題の小説『ちょっと今から仕事やめてくる』は、北川恵海のデビュー作です。
大学を卒業後、「ブラック企業」に勤める青年が見失っていたもの、人生にとって大切なものは何かを問いかける物語です。

そして、これを映画でみました。高速バスの中で、ですが。



自分のサラリーマンとしての、親としての、上司としての人生を今一度見直す機会にもなりました。

大切なモノって何だろう・・・
大切にしなければならないモノって何だろう・・・

ブラック企業が社会問題にもなっている今、「歯を食いしばって頑張れ!」などとはいえないことも、どこかで理解していました。
反面、コンサルタントとして企業の方と話をすると、
「最近の若者は・・・」ときまり言葉のようなものが有り、
目につくのは
・打たれ弱い
・意欲がない
・覇気がない
等々の、期待をかけている部分の裏側しか目につかない、という現状があります。
もちろん、全体ではなくほんの一部なのでしょうが、このほんの一部の自分の部下に対し、頭を悩ませてしまうのです。

じようにどうしようもできずに鬱々とイライラとしてしまう現実と


それは自分の部下を伸ばしたい、成長させたい、一人前にしてやりたい、という期待があり、その目的と目標のために、ついつい厳しい口調と厳しい態度になっている真面目な上司がたくさんいます。
所が、一部のブラック上司の言動と似ているあまりに歪んで伝わり、部下を萎縮させたり、辞めたい気持ちにさせたりしてしまうのも現状でしょう。

可愛い息子や娘が、初めは歯を食いしばりポジティブに仕事に向かって嬉々としていたのに、日を追うごとに、様子が変化していき強がりや弱音を口にするようになると、親としては心配になり、「いつでも辞めていいんだよ。帰っておいでね」と言いたくなるのも、確かに親心です。
子供の数が少ない今、親はライオンのようにはなれないのもわかります。

渦中の子どもは・・・。
自分のことも振り返ると、「辞める!」という決断は、たくさんの迷いをもたらします。
辞めるということは
逃げ出すこと、あきらめること、負けること、期待をうらぎること、自分の能力を否定すること、馬鹿にされること、見下されること、もう二度と縁がつながらないこと・・・。
ぐるぐる回るネガティブな思考の中で、ため息をつきながら、肩を落としながらも、そこに留まることしか決められなくなってしまうのです。
新しいポジティブな事に向かっていくエネルギーが、既に底をついているように思えてしまうのです。
「いっそ殺してくれぇ~」くらいの気分かもしれません。
自分のことも、親のことも、友達のことも信じられなくなってきているかもしれません。
いくら目を凝らして探してみても、目の前には「このまま」という細―い茨の道しか見つけられないことが多いのです。

『ちょっと今から仕事やめてくる』はそんな青年の、どこにでもあってはいけないけれどありそうなストーリーでした。

しかも、その青年ばかりがつらいのではなく、仕事の出来る先輩にも、田舎暮らしをする両親にも、青年と同じようにどうしようもできずに鬱々とイライラとしてしまう現実と日常があるのです

こんな話を思い出しだしました。


ここにコップが一つあります。
そして、大きめの石と、それより小さい砂利と、さらに細かい砂があります。
このコップが自分の人生だとすると、石と砂利と砂はどのようにそのコップに入っているでしょう?入れているでしょう?

先にコップにたくさんの砂を入れていませんか?
後から石や砂利をいれると、隙間が出来てしまったり、入れたい石が入るスペースが経ちなくなってしまいます。
石は自分の人生で大事にしたい事。
砂利は、石の次に気にしたい事。
砂は結構どうでもいいことだったりします。
砂は一番最後に入れると、石や砂利の隙間に程よく入って、コップを無駄なく埋め尽くします。順序を間違えると、大事な石は入らない事すらあるのです。

私も、その時の目の前のことだけに気持ちが奪われて、誤った選択をしてしまったことが数知れずあります。
その時は必死で『これしかない!!』くらいの勢いなのですが、ふと冷静になると、大事な家族をないがしろにして悲しませていたり、信頼していた部下を傷つけていたりしたことがあります。
私は思い込みが激しいので、自他に必要以上にキツイことがあったと反省しています。

「辞める」というのは「進む」「始める」と同じ、一つの選択でしかありません。
妄想と自分の思い込みに囚われず、適切な選択と決断が、幸せへの鍵だと思います。

そんなことを改めて思い起こすきっかけをくれた、感動の映画でした。

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 ■■人材育成コンサルタント 井島 恵子
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#ちょっと今から仕事辞めてくる #ブラック企業 #イマドキの若者 #自分にとって大事なこと

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