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コラム
人と比べてしまう時
2021年2月19日
皆さんこんにちは。今回は趣をかえて「人と比べてしまう時」というテーマにしました。
おぎゃーとこの世に誕生以来、競争社会の中で生きてきました。良いお手本も悪いお手本も含めて、まわりの環境から色々なことをモデルにして育ってきています。学校では成績や評価がありますね。その中で、自分を見る自分、他人から見られる自分が気になり始めます・・いつも、自分の中のこころの振り子は揺れ動いています。ポジティブだったりネガティブだったり・・それは当たり前のこと、揺れたほうが逆に良いのです。止まって動かなくなると困ったことにになるのです。
何かあった時、建設的な方向に気持ちが向かってくれると、それはバネになり「よし頑張るぞ!」「負けるものか!」と力になります。これが「レジリエンス」逆境力というものです。でも、それがマイナスのエネルギーとして自分に向かうと「自信を失う、自責が強くなる」、外に向かうと「攻撃的、他罰的になって怒りが湧いたり、気が付かないうちに尊大にふるまう、また、場合によっては、外の世界と関わるのが嫌になったりすることもあります。自分の領域を侵害されるのが怖くなるので、自然と自分の身を守ろうとするんですよね。本当はそのままの自分を認めてもらいたいとか、愛されたいと思うのだけれどうまくいかない。
また、その逆では、適応しようと知らず知らずに頑張り過ぎてまいってしまうこともあります。
ものの見方がバランスよく、主観、客観と振り子がほどよく揺れると丁度良いのかもしれませんが、どっちかに固まってしまうと段々自分でコントロールがきかなくなってしまいます。
今の環境ではちょっときついなと思っていても、何か他の環境に行った時に逆に楽だったり自分らしくいられるということありませんか?
リセット感があるというか?仕切り直せるというか?最初は緊張しながらでも、「この環境は良いかもと思えるか?思えないか?」何か新しい集まりとか?仲間とか?うまくいったな~と思う時を思い出してみてください。
また、逆に同じ集団でも・その集まっている人達によって、自信を持てたり肩身が狭く感じたりすることもありますね。周りの環境やそこに集まる人で感じ方は変わります。それは尺度を外に取り過ぎるからです。
自分が「このくらい」と感じている大きさ、集団や、その中の人に対して「このくらい」と感じる大きさ、このバランスが影響するんですね。どう影響するかは、環境と自分の関係、尺度の取り方で変わります。特に視点が他者に向きすぎると、評価を意識し比較しはじめるので影響を受けやすくなります。
この辺りを知っているだけでも、役に立ちます。
人と比べてしまって比較の罠に陥ると
心配ばかりする
どう思われるか人の目が気になる
褒められてもそう思えない
自分を責める
尊大にふるまってしまう
悲観的にものを考える
攻撃的になる
チャレンジできない
など自己肯定感が下がる要因になります。
持って生まれた気質やそれまでの生育環境がベースにあり性分的なものもありますが、だからと言ってそうかと思わなくても大丈夫です。私も自己肯定感は決して高い方ではありませんが、それはそれとして、小さな行動は変えられるので、悩み始めたら動くようにしています。
思考にエネルギーを奪われるより、行動に振り替えるていくとそのうちに流れていきます。
特に考えこんでしまう人は何か始めると良いです。
あ~性分だからな、これ以上考えても結論でないか!と強制終了させましょう!
家事、勉強、趣味、仕事・・なんでもいいですが、出来れば能動的なことをすることをお勧めします。DVDなんかを見るという人もいますが、どちらかというとテレビなどは受動的なので、自分から働きかけることの方がいいかもしれません。
自己肯定感を高めていくには、自分はどうしたいかを考えるようにしてください。
1.目の前のこと、今出来ることに意識を向けなおす。
2.小さな成功を積み重ねる。(スモールステップで小さなことからコツコツです。)
3.アファメーション(自分に語り掛ける肯定的なことば)やイメージトレーニングで自己イメージの上書を繰り返す。
4.元気のでる本を読む。(人それぞれ自分に合った本で良いです。私はマーフィーや中村天風、ブリストルなどに助けられました。)
5.自分のありたい姿や目標なんかをノートに書いたり、写真や紙に書いてあちこちに貼る。
6.元気の出る言葉を録音して、出来るだけ聴くようにする。
7.メンター・カウンセラーやコーチなどをもつ。(丸ごと受け入れてくれる専門家)
8.専門家以外でも良き相談相手、話し相手をもつ。
9.上の項目から離れる時間を定期的にもつ。(重要です。最近の言葉でいうとマインドフルネスですかね。無心・没頭・解放・自然回帰がキーワードです。)
色々工夫していると、マイナスに向かっていたベクトルがちょっとずつ軌道修正し始めます。
思いつくところをお話ししましたが、
続けていると、「ほどほど」「まあいいか」と思える自分が出来てきます。比べてしまうことがあっても、喜怒哀楽が逆に毎日に良い色どりをつけながら過ごせるようになっていくのではと・・そう思います。(^^♪
今日はこれまで
大通公園カウンセリングルーム
札幌のカウンセリングルームです。心理カウンセリング、キャリアコンサルティングなど、医療・福祉などと連携した支援をしています。カウンセリングでは、森田療法、ブリーサイコセラピー、EFT、キネシオロジーなどクライアントの方と相談しながら様々なアプローチで支援します。
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