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コラム

不安や恐怖をどうするか?

2021年1月10日

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: うつ病 対策メンタルヘルス 対策

前回は、ストレスについての考え方を少しお話ししました。さて、今回は不安や恐怖についてお話したいと思います。私達には不安や恐怖という機能を生まれつき持っています。いつも悩まされる「不安や恐怖」ですが、これは必要なものなのです。例えでお話をしますが、山菜採りでも山登りでも行った時のことを想像してみてください。とっても気持ちの良い日、空は青空、今日は楽しい山歩きです。登山口に集合し仲間と一緒に山登りです。気持ちの良い汗をかきながら一歩一歩着実に山を登っていきます。ふと目をやると何やら黒い影をうごめいて、木や草の音が聞こえます。目を凝らしてみると、大きなヒグマです。

さて、どうなるでしょうか?何かいるぞ、なんだろう?と気になってきました。これは「不安」です。対象のはっきしない、何か嫌な感じ、これが不安です。サインをくれている訳です。そして、くまが見えてきました。「恐怖」で全身が緊張します。対象がはっきりとし、危険を感じている状態です。この時、私達の脳の偏桃体というところは見事に盛んに活動して、危険信号を発します。身体は、目の前のことに対処しようとするので、アドレナリンやノルアドレナリンを放出して状況に対応しようとします。ようするに、黙ってそこにいるとくまにやられてしまうのです。くまを退治するのか?それとも逃げるのか?全精力を使って命を守ろうとして動き始めます。ドキドキするのは、血液を全身に送って素早い行動ができるようにしているからです。

ただし、必要な時だけに働いてくれればよいのですが、必要じゃない時にもこうした反応が起きてしまい、そうした感情に振り回されてしまい、こおが心身がつらくなるところなのです。

それでは、どう付き合うか?です。

まず、前提は何かに脳が反応してしまうのは、生理的にやむをえないということです。なので、それを消してしまおうと思わないことが大事です。消えたら大変なことになります。くまに会ったときに、食べられちゃいますよ。(^^;

その時の自分の余裕度によって、対処の方法も変わります。対象がはっきりしている時、問題がはっきりしている時は、向き合って問題解決に向かえるなら不安も恐怖減っているでしょう。そうできない場合も多いですよね。

① 不安や恐怖のもとになっているものがはっきりしているのか?
② その問題に対して、今自分の出来ることはあるのか?
③ 出来ることがある場合、それを実行できるエネルギーがあるのか?
④ エネルギーがある⇒(もし手をつけるとしたら、具体的に状況を整理し書き出す⇒優先順位をつける⇒手をつける)
⑤ エネルギーが無い⇒(エネルギーを少し蓄えるとしたら、具体的に整理し書き出す⇒優先順位⇒手をつける)
⑥ 自分でどうにもできない未来のこと、或いは原因もはっきりしない予期不安など⇒目の前の日常に取り組む、忙しく動いている)

私が扱う療法に森田療法という日本の精神療法があります。元来入院療法から始まりましたが、現在はその理論は柔軟に応用されて、外来や心理療法の中で扱われ、様々な疾患に適用されています。詳細は追々説明しますが、その中に感情の法則というのがあります。知っておくと役に立つ情報なのでご紹介します。

感情の法則(森田療法より)

① 感情は、そのまま放任すれば山形の曲線をなしひとのぼりしてついには消失する。
② 感情は、その衝動を満足すれば急に静まり消失する。
③ 感情は、同一の感覚に慣れれば、鈍くなり不感となる。
④ 感情は、その刺激が継続して起こる時と注意を集中する時に強くなる。
⑤ 感情は、新しい経験によってこれを体得し、反復によりますます養成される。

感情は自然反応なので、それを取り除こうとしたり、自在に操つろうとしない方が良いということです。逆に、④のそこに意識が向きすぎてしまう場合は、逆に強くなってしまうのです。

ですから、

※ 自分の出来ることには手をつけてひとつひとつ取り組んでいく。
※ 取り組めないようなときは、例えば、特に考えてばかりでつらくなるタイプの人は、思い切って外に出て運動をしてくる、家事に没頭するなど動いていることの方が楽に過ごせます。今はまだ無理だなと思う時は、自分がどうしたら心身を開放してエネルギー補給できるかというところに行動を起こす。
※ 自分のものごとの見方を変えることでも、感情は影響して変わりますが、精神的なエネルギーを使うため、ある程度余裕を作りながら取り組みましょう。
※ 痛みを和らげるツールを色々試してみる。(リラクゼーション法など・・)

あれこれ書きましたが、今日のキーワードは「動く」ということでしょうか?

また、解っているけれど、動けない時もあります。コラムの中で「エネルギーを蓄える」と表現しましたが、少し心身の負担を軽くしながらというとことを、加えていくことも重要なポイントです。

今日はここまで

この記事を書いたプロ

富田敏也

心の悩みに寄り添い人と企業をサポートするプロ

富田敏也((株)アクシスリマインド)

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