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コラム

新築分譲住宅の外気に接する床断熱材の施工不良

2021年4月23日

テーマ:新築分譲住宅の住宅診断

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 注文住宅断熱材 効果省エネ対策

今回は、<新築分譲住宅の外気に接する床断熱材の施工不良>についてお話をします。

新築分譲住宅の住宅診断を実施していて
指摘事項として挙げる項目は
①妻側外壁などの外気通気用の通気口金物の設置未済
②外気に接する床断熱材の設置方法
③屋根裏の外壁の防火認定の件
などが多いです。

今日は
その中の「外気に接する床断熱材」の契約不適合事例に焦点を当ててみます。

さて
外気に接する床の断熱材って
家の何処に有る断熱材か?
一般の方は分からないと思いますので
最初に説明します。
例えば
1階に車庫が有る間取りを思い浮かべて見て下さい。
車庫の上に洋室が有った場合
その洋室の床の断熱材が
外気に接する床の断熱材になります。

下記写真が施工不良の写真例です。
外気に接する床断熱1
これの何が悪いのか?
見た目でも綺麗に断熱材が設置されていませんね。
インスペクターのプロから見ますと
①この断熱材は壁用の断熱材を設置している
②壁用の断熱材だから設置する方法が間違っている
③グラスウールの断熱材で有れば床用のものを使用する事が必要
という事で
契約不適合事象になります。

上記写真は
たまたまグラスウールの断熱材を使用していましたが
インスペクターから見ての私見で
床又は外気に接する床にグラスウールの断熱材を設置する事は
床専用のグラスウール断熱材で有ってもお勧めはしません。
何故ならば
下記写真の様に断熱材がダレて来たり
床断熱材のダレ
下記写真の様に施工時の施工不良が有ります。
床下断熱施工不良

上記写真例の様なダレない断熱材を
使用された方が良いと思いますので
例えば
押出法ポリスチレンフォームの断熱材は
下記写真の様な断熱材です。
外気に接する床断熱材2
この断熱材をお勧めするのは
湿気を吸ってグラスウール断熱材の様にダレたり
または
カビが発生したりしませんからです。

ただ
この断熱材にも
施工上注意する事が有ります。
大引きや根太との取合い部分が
下記写真の様に隙間が開かない様に
注意して施工をしなくてはなりません。
断熱材すき間

今日のコラムは如何でしたか?
新築分譲住宅だからとか
大手ハウスメーカーだから
安心とは限りませんよ!
新築分譲住宅を契約する前には
必ず
床下・屋根裏に入っての検査が有る
「住宅診断」を実施して
その結果を加味してから
契約云々をした方が
後から
泣き寝入りしなくても済みますよ!
という事で
今回は終わります。

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